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一粒万倍日いちりゅうまんばいび

暦とならわし 2020.06.20

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こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

今日は一粒万倍日です。一粒とは、お米のこと。この日に蒔いた籾(もみ)は万倍にもなって実ることから、縁起がいい日として知られています。小さなものが大きく育つという意味が込められていて、なにか新しいことをはじめるのにぴったりです。

この「一粒万倍日」という言葉、宝くじ売り場で見かけたことはありませんか? すくない元手が何倍にもふくらむことから、宝くじを買うのにもいいのだとか。夢が広がりますよね。

お金を増えていく縁起のいい財布にしたいと考えて、この日にお財布を使いはじめる人もいるようです。むかし豊かさの象徴でもあったお米が語源になっている吉日だけあって、お金にまつわる縁起を担ぐ人が多いのでしょうか。わたしも一枚だけ、わくわくする気持ちを買いに、宝くじ売り場に行ってみようかしら。

お金に限らず、どんな小さな一歩もいつか大きく実るのだと思えると、うれしくなります。一粒万倍日は「自分の可能性を信じたくなる日」だと、わたしは解釈しました。

見下ろした自分の手のひらの中にあるものを、今はちっぽけに見えても育てようと決める。そんな気持ちを後押ししてくれる日。

未来はいつだって不確実で、プラスとマイナスどちらに揺れるかわかりません。期待するのが怖いと思うときもあります。ぬかよろこびになってしまうんじゃないか、そうなったら恥ずかしい……だから期待しない、と。そのくせ、最悪の想定には余念がないというのに。

「めいっぱい自分に期待して、いいじゃないか!」と最近は自分に声をかけています。今日の新しい自分を、生まれ変わったみたいに盛大にどきどきして、新鮮な気持ちで味わい尽くしたい。どっちに転ぶかわからない未来なら、期待するのは自由なんですから。

今日は一粒万倍日。
どんなささいなことも、いつか大きく実ると信じて、自分の瞳に映る世界のすべてを見つめてみませんか。

そして、今日はラッキーな吉日ですが、それだけではありません。じつは今日6月20日は、「何事をするのにもよい日」とされる天赦日も重なって、とってもラッキーな日なのです! さあ、宝くじでもお散歩でもお菓子づくりでも、なんでもいいです、はじめてみましょう。

今日はじめたことがいつどんな風に実るのか。いつか未来の暦の上で、みなさんと「こんな風になったよ!」と打ち明けあいたいですね。

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栗田真希

ライター
横浜出身。現在は東京、丸ノ内線の終着駅である方南町でのほほんと暮らす。桜をはじめとした花々や山菜が芽吹く春が好き。カメラを持ってお出かけするのが趣味。OL、コピーライターを経て現在はおもにライターとして活動中。2015年準朝日広告賞受賞、フォトマスター検定準一級の資格を持つ。

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