こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。
にゃん、にゃん、にゃん。
鳴き声を3つ並べて、2月22日は猫の日です。「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝し、猫とともにこの喜びをかみしめる記念日を」という思いから、1987年に制定されました。
猫と一緒に暮らす。わたしにとっては永遠の憧れです。一緒に暮らしている人たちがうらやましい!
というのも、わたしは幼いころから動物アレルギーのため、長くは一緒に過ごせないんです。でも、猫も犬も大好き! 猫と暮らしているお家に伺うと、気まぐれに相手をしてもらえるのがうれしくてたまりません。
たとえば甘えるように鳴いて足に擦り寄ってきてくれたり、わたしの手からエサを食べてくれたり。つねにどの角度から見てもかわいらしくて、ふれあうたびに声も出せず静かに感動してしまいます。
ガラスのようにきらきら光る瞳も、ふわふわの毛も、小さな肉球も、すべてが愛おしい。猫と一緒に暮らせたらなあ、と何度妄想したことでしょう。あるとき知人のおうちにお邪魔しているとき、「猫ちゃんがいるって、いいですね」とわたしが言うと、知人はこう返しました。
「うちの猫ちゃん、仕事してるときに机に上がってきて、邪魔するのよ。パソコンのキーボードを踏んできて、もう困っちゃう」と。言葉とは裏腹にやわらかい表情で言う人の、なんてしあわせそうなことか。
そんなことを思い出しながら、猫の日の制定の際の「猫と一緒に暮らせる幸せに感謝」という言葉に、愛猫家たちの愛が詰まっているなあと、わたしは感じました。“飼う”ではなく一緒に“暮らす”んですよね。
猫は決して従順ではなく、自由に振る舞います。主従関係はなく、対等に一緒に暮らす。それは相手が猫だからこそ味わえるしあわせなのかもしれません。たくさんのわがままが、人間をよろこばせてしまうんですから、猫って生きものは不思議です。
猫の日に合わせて、猫の描かれたグッズを販売するお店もあるようです。きっと猫の写真もSNSでたくさん目にするんだろうなあ。そんなしあわせのおすそ分けを、勝手に楽しみにしています。
栗田真希
ライター
横浜出身。現在は東京、丸ノ内線の終着駅である方南町でのほほんと暮らす。桜をはじめとした花々や山菜が芽吹く春が好き。カメラを持ってお出かけするのが趣味。OL、コピーライターを経て現在はおもにライターとして活動中。2015年準朝日広告賞受賞、フォトマスター検定準一級の資格を持つ。
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