こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。
1月4日は、御用始め。御用始めとは、各官公庁でその年の執務を始めることです。土日に当たる場合などを除けば、多くは1月4日が御用始めの日とされています。ちなみに官公庁というのは、国や地方公共団体の役所のこと。内閣府、国会、最高裁判所、日本銀行なども含まれます。
でも、どうして「御用」なの? と思う方もいるのではないでしょうか。じつは宮中・幕府・政府などの執務・仕事を「御用」と呼んでいたことから、その名残で現在も御用始めと呼ばれているのです。
1960年代ごろまでは民間の会社でも年明けの最初の勤務日には御用始めという言い方が使われていたそうです。ただ、御用始めは「堅いイメージがある」などの理由もあって、最近では「仕事始め」と表現することが多くなっています。
わたしは個人的に、「御用始め」のちょっとかしこまった言い回しが好きです。楽しい正月を過ごして、おせちやお雑煮を贅沢に食べて、ゆっくりだらだらして。年明け最初の勤務日前の1月3日の夜なんて、まったく明日から働く気力が湧いてきません。なんなら1月4日も休みたい!(笑)
でも御用始めと呼んでみると、気持ちがシャキッとしませんか。ほんの少しかもしれないけれど、わたしにとっては気持ちの変化が確かに起きるのです。
朝。寒いなか起床して、顔を洗ったあと、鏡に映る自分に「さあ、御用始めだ!」と言ってみる。まだ眠くて情けない顔の自分が、頷く。そうやって、わたしはなんとか御用始めをしたいと思っています。いちばん好きな服やピアスを身につけて、ちょっぴりかしこまって。
1月4日、きっと多くの人にとって御用始めになる日。いつものオフィスで、在宅勤務の方は自宅で、仕事がスタートします。たくさん新年の挨拶をしたり、オフィスでは帰省した人からのお土産を分け合ったりして、新しい気持ちで普通の日々が始まるのではないでしょうか。
シャキッとした顔で、わたしも御用始めをします。ともに、いい日にしましょう!
栗田真希
ライター
横浜出身。現在は東京、丸ノ内線の終着駅である方南町でのほほんと暮らす。桜をはじめとした花々や山菜が芽吹く春が好き。カメラを持ってお出かけするのが趣味。OL、コピーライターを経て現在はおもにライターとして活動中。2015年準朝日広告賞受賞、フォトマスター検定準一級の資格を持つ。
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