霜降
そうこう
二十四節気 10月24日〜11月7日頃
霜降(そうこう)とは、朝晩の冷え込みがさらに増し、北国や山里では霜が降りはじめるころ。露が霜に変わり、だんだんと冬が近づいてきました。
七十二候
初候 10月23日〜10月27日頃
霜始降
しもはじめてふる
氷の結晶である、霜がはじめて降りる頃。昔は、朝に外を見たとき、庭や道沿いが霜で真っ白になっていることから、雨や雪のように空から降ってくると思われていました。そのため、霜は降るといいます。
(写真提供:CLOUDさん)
次候 10月28日〜11月1日頃
霎時施
こさめときどきふる
ぱらぱらと通り雨のように雨が降りはじめる頃。雨が降ったかと思えば、すぐに青空が顔を出します。初時雨は、人々や動物たちが冬支度をはじめる合図だといわれています。
末候 11月2日〜11月6日頃
楓蔦黄
もみじつたきばむ
もみじや蔦が色づいてくる頃。葉が赤色に変わることを「紅葉」と呼び、銀杏のように黄色に変わることは「黄葉」と呼びます。また、秋の山が紅葉することを「山粧う(よそおう)」といいます。
旬のもの
魚
鮭さけ
この時期の鮭は「秋味」と呼ばれ、産卵のため故郷の川へ戻ってきます。和・洋・中どんな料理とも相性抜群であり、秋味に含まれているのタンパク質は、他の魚肉よりも消化・吸収がよいとされています。
この時期の鮭は「秋味」と呼ばれ、産卵のため故郷の川へ戻ってきます。和・洋・中どんな料理とも相性抜群であり、秋味に含まれているのタンパク質は、他の魚肉よりも消化・吸収がよいとされています。
果物
柿かき
ビタミンCを多く含み、風邪の予防にもなる柿。甘柿は大きく四角い形をしているのに対して、渋柿は先の尖っているような形をしています。渋柿も焼酎に漬けることにより、渋みをなくすことができます。 (写真提供:tomx2さん)
ビタミンCを多く含み、風邪の予防にもなる柿。甘柿は大きく四角い形をしているのに対して、渋柿は先の尖っているような形をしています。渋柿も焼酎に漬けることにより、渋みをなくすことができます。 (写真提供:tomx2さん)
野菜
生姜しょうが
身体を温めて、免疫力を高める効果のある野菜として注目されている生姜。これからの時期は生姜商品が多く販売されます。料理だけではなくクッキーなどのお菓子にも使用されます。
身体を温めて、免疫力を高める効果のある野菜として注目されている生姜。これからの時期は生姜商品が多く販売されます。料理だけではなくクッキーなどのお菓子にも使用されます。
花
紫式部むらさきしきぶ
紫色の実と緑の葉が鮮やかな紫式部。花言葉は「上品」。名前の由来は、あまりにも美しいことから、源氏物語の作者である「紫式部」の名前がつきました。
紫色の実と緑の葉が鮮やかな紫式部。花言葉は「上品」。名前の由来は、あまりにも美しいことから、源氏物語の作者である「紫式部」の名前がつきました。
行事
酉の市
11月の酉の日に鷲神社で行われる祭礼。この祭りは、「酉のまち」「おとりさま」とも呼ばれています。金銀をかき集めるという意味で縁起物の熊手が露店に並び、商売繁盛を願う人々で賑わいます。 (写真提供:cozyさん)
11月の酉の日に鷲神社で行われる祭礼。この祭りは、「酉のまち」「おとりさま」とも呼ばれています。金銀をかき集めるという意味で縁起物の熊手が露店に並び、商売繁盛を願う人々で賑わいます。 (写真提供:cozyさん)