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古暦ふるごよみ・ふるこよみ

暦とならわし 2025.12.03

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こんにちは。巫女ライターの紺野うみです。

月日が経つのは早いもので、令和7(2025)年も残すところ、あとわずかとなりました。
残り少なくなったカレンダーには、いつの間にか予定がびっしり。うっかり風邪もひいてられないと、気を引き締めるこの頃です。

年の瀬というものは、今年のうちに片づけてしまいたいこと、やっておきたいことが溜まりがち。
それらを一つずつこなしていくのに忙しい年末ですが、そんな中でも、来たる新しい年に向けた準備を行うことはなんともワクワクする時間です。

来年に向けた準備……皆様は、何か手を付けておられますか?
私は、ちょうど先日、来年のカレンダーを買ってきたところです。
新しいカレンダーをそっと今年のカレンダーの後ろ側に下げてみると、また新たな年がやってきては、私たちが生きる日々の延長線上につながってゆくのだということを実感させられます。

今回ご紹介する「古暦」という言葉は、そんな「ゆく年、くる年」を感じさせられる季節を象徴する日本語のひとつ。俳句の世界では、冬の季語です。
正しくは、使い終わって古くなった暦のことを指すのですが、いつしか、使い古したその年の残りわずかな暦のことを、言うようになりました。

おもしろいのは「いつ頃から古暦になるのかは曖昧で、人それぞれ」だというところ。
実は、新しい暦を手にした瞬間に、それまで使っていた暦が「古暦」へと姿を変えるので、「古暦」は自分の準備や気持ち次第というわけなのです。

人によっては、ずいぶん前から暦を新しくするのを楽しみにしていて、ワクワクしながら新たな暦を準備している方もいるでしょうし、ギリギリになって大慌てで「来年はこれでいこう!」と暦を選ぶ方もいらっしゃるかもしれません。
その人によって、また、その年の状況によって、「古暦」に対する印象はさまざまに変化するのですね。

今まさに使っている物なのに「古い」というのもなんだか変な感じがしますが、その「古い暦」の中には、きっとそれぞれいろんな感情があるに違いないのです。
まだまだやるべきことが残っているなら、「今年もあと少し、気合いを入れて乗り切るぞ!」とか。
来年に楽しみなことがあるなら、「来年が待ち遠しいな、早く今年が終わらないかなぁ」とか。

時間の長さはすべての人に平等ですが、時間の流れの感じ方は、人によって異なります。
しみじみと一年の終わりを実感しながら、皆様は「古暦」に何を想うでしょうか?
何はともあれ、まずは残りの日々も健康に気を付けて。
一日一日を有意義に、楽しみながら過ごしていきたいものです。

そして、新たな暦をお迎えしたとしても、「古暦」には「今日までお疲れさま。今年もあと少し、よろしくね」という気持ちで、最後まで大切に使ってみてくださいね。

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紺野うみ

巫女ライター・神職見習い
東京出身、東京在住。好きな季節は、春。生き物たちが元気に動き出す、希望の季節。好きなことは、ものを書くこと、神社めぐり、自然散策。専門分野は神社・神道・生き方・心・自己分析に関する執筆活動。平日はライター、休日は巫女として神社で奉職中。

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