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さそり座

月と星 2021.07.16

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こんにちは。星空案内人の木原です。

本格的な夏を迎える頃、星空の世界も夏の星座たちがそろそろ主役になる時期です。この時期になると20時頃の南の宙、少し低いところに赤色の星がギラギラと輝いて見えます。その星の名前はアンタレス。さそり座にある一番明るい星です。さそり座は夏を代表する星座の一つでもあります。夏の蒸し暑さとともにやって来たぜ!と言わんばかりに夏の夜空には1匹のサソリが輝いています。

写真提供:木原美智子

さそり座は古くから親しまれてきた星座で、日本の各地でその土地ならではの和名が伝わっています。例えば、さそり座のS字の形を魚釣りに使う道具に見立てて「魚釣り星」「鯛釣り星」と呼んだりします。島国である日本らしい星の和名ですね。
他にも、アンタレスのことを「赤星」「酒酔い星」と呼ぶ地域があります。酔っ払いが顔を真っ赤にして宙に浮かんでいると思うと、なんだかおかしいですね。

写真提供:木原美智子

アンタレスという名前は、ギリシア語で「火星に対抗するもの」という意味の言葉からきています。火星が宙で輝く時は赤色に見え、その赤色に対抗するほど赤い星として名付けられました。さらに、ギリシア神話にはさそり座にまつわるお話も伝わっています。

ギリシア神話に登場する狩人オリオンはとても優秀でした。その能力の高さから傲慢な態度をとっていたため神々の怒りをかいます。神はオリオンのもとに一匹のサソリを忍ばせ、サソリの毒でオリオンを殺し、サソリはその手柄を称えられ星座になりました。
同じく星座となったオリオンは今でもサソリを恐れ、さそり座が宙にある時間帯は地平線の下に隠れ、さそり座が沈んだら宙に現れるという生活を続けています。実際の宙での星座の動きが上手に表現された神話です。

ちなみに、日本(瀬戸内地域)にもさそり座にまつわるお話があります。ただ、グロテスクなシーンがある、夏の夜の怪談話向けお話なので、ここでの紹介は控えさせてください。そういった話が苦手でなければ調べてみてくださいね・・・。

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木原美智子

星空案内人
広島県出身。瀬戸内の宙を見て育ちました。好きな季節は、コスモスが咲き、凜とした空気が漂う秋。宙を見上げるのが好きなので、星だけじゃなく宙にあるもの、宙に関わる文化に興味があります。ペンギンと野球も好き。

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