こんにちは。暦生活編集部です。
今日から二十四節気は「立春(りっしゅん)」となり、暦の上では春になります。
今日は暦生活にとっても特別な日になりました。
「いつか、大人も子どもも楽しめる暦図鑑を作りたい」。
数年前から抱いていた夢が、今日はじまりました。
1日1ページ、季節感あふれる暦のお話が増えていく、暦のウェブ図鑑。まだ一歩を踏み出したばかりで完成にはほど遠いけれど、見てくださる方や、一緒にページを増やしてくださるライターの方々と共に、暦生活が夢に描く「暦図鑑」に近づけていきたいと考えています。そして、このサイトを見てくださる方の毎日の生活が、ほんの少しでも豊かなものになるお手伝いができたら、これ以上嬉しいことはありません。
最初の1ページ目は、「立春」のお話です。
「立春」は、1年を24等分した「二十四節気(にじゅうしせっき)」という季節のひとつで、梅の花が咲き、はじめて春の気配を感じるころ。寒かった冬が終わり、あたたかな春へ向けて一歩を踏み出す日でもあります。
新茶の摘み取りが行われる「八十八夜(はちじゅうはちや)」、台風の特異日とされる「二百十日(にひゃくとおか)」などの雑節は、「立春」の日から数えてそれぞれ88日目、210日目に定められた季節の節目です。このように、「立春」は雑節の日を決める基準になっており、日本を彩る美しい季節行事のはじまりの日となっています。
なにかとイベントの多かった冬が終わってしまうのは少し寂しいですが、やっぱり春の訪れは嬉しいものです。昔はなんだかソワソワして落ち着かない春があまり好きではありませんでしたが、不思議と年々春が好きになっているような気がします。きっと、春に咲く花の名前を知ったり、旬の野菜などを意識して食べるようになったからなのかな…。
「立春」になると寒かった「寒(かん)」が明けます。2月になっても残る寒さは「余寒(よかん)」と呼ばれていますが、この言葉を知ると、「寒いのはあともうちょっと、すぐにあたたかくなってくる」と思えてくるから、なんだかこの言葉が好きです。同じような意味で「春寒(はるさむ)」や「春浅し(はるあさし)」などの言葉があります。どれも繊細で、日本らしい素敵な言葉だと思います。
余寒の頃、「立春」から2月末までに、相手を気遣って送るあいさつ状を「余寒見舞い(よかんみまい)」といいます。この季節は人の心のあたたかさをいつもより感じますね。大切な人には、優しさのこもったあたたかい言葉を送ることができたら素敵です。
春はいろいろな花が咲き、生きものが動きはじめ、あたたかな風が吹く気持ちのいい季節。家族や友人、大切な人と一緒に、春の訪れをよろこび分かち合いたいですね。
今日から新しくなった暦生活。
こんな風に少しずつ、365日毎日、心をこめて暦をお届けします。
※二十四節気(にじゅうしせっき)は、日本の1年を24等分し、立春からはじまり大寒で締めくくられる、約15日ごとに移ろう細やかな季節です。
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