こんにちは。暦生活編集部です。
今日は、二十四節気の「清明(せいめい)」についてのお話。
清明は、「清浄明潔(せいじょうめいけつ)」を略した言葉で、すべてのものが生き生きと清らかになる頃のこと。毎年4月4日〜18日頃が清明の季節です。
少し前まで冬の名残りがあった外の景色は、鮮やかな花が咲き、若葉も芽生え、青く澄んだ空を気持ち良さそうに飛び回る鳥たちも「チュンチュン」とどこか嬉しそうで歌っているようにも聞こえてきます。
あたたかくなり過ごしやすくなったこの季節には、たくさんの花が見頃を迎えています。中でもおすすめはチューリップ。
秋頃に植えられたチューリップは3〜5月にかけて開花します。
「どの花見てもきれいだな〜」という歌詞の通り、色とりどりのチューリップが大きな畑一面に並ぶ姿は圧巻ですよね。
ちなみにチューリップの花言葉は「博愛」で、色ごとにも決められています。
赤は「愛の告白」、白は「失われた愛」、黄色は「望みのない恋」、ピンクは「誠実な愛」、紫は「不滅の愛」。英語の花言葉でも「perfect lover(理想の恋人)」と恋愛に関する言葉が多いようです。
チューリップのいいところは、町の花壇や家庭用のプランターでも栽培できるため、日常生活の中で目にすることができること。
いろんなお家や花壇のチューリップを見ていると、このお家は赤いチューリップが、ここにはピンク色が、こんな品種もあるんだ!と、何となく図鑑のように見て楽しんでいるような気がします。日本では全ての品種が栽培されている訳ではありませんが、世界にはなんと5,000以上もの品種があるそうです。
赤をはじめ暖色系の色が多く、見ているとなんだか自然と元気がでてきますよね。
チューリップは種でも苗でもなく球根を植えて育てます。春が過ぎると花は枯れてしまいますが、球根は生きているんです。花に元気がなくなってきたなと思ったら、できるだけ早いタイミングで花を切り取り、栄養分を残しておきます。そして、球根を掘って、風通しのよい日陰で秋まで休ませます。秋がきて球根を植えると、春にはまたきれいな花を咲かせてくれるのです。
昔はこの仕組みがわからず、まだ咲いているチューリップをなんで切ってしまうの…?と、子ども心にとても悲しかった記憶があります。
毎年、来年のために備え上手に育てていけば、何年もきれいなチューリップを見ることができるのです。
今年はなかなか思うように外出ができず、お家で過ごす時間が多いと思います。いつかはやってみたいと思っている「花を育てる」こと。もしかすると、このタイミングではじめてみてもいいかもしれませんね。
奥が深い花の世界。この時期だと、ペチュニアやマリーゴールド、ゼラニウムなどなど。まずは夏に向けて、はじめてみませんか?
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