こんにちは。暦生活編集部です。
今日は、二十四節気の「春分(しゅんぶん)」についてのお話です。
春分は、桜が咲き、日差しもあたたかく過ごしやすい頃。
それから、出会いと別れの季節でもあります。
昔の人々にとっても、春分は1年の中で大きな節目となる大切な時期でした。
今日3月20日は「春分の日」。国民の祝日のひとつで、「自然をたたえ、生物をいつくしむ」日とされています。
この日、太陽が真東からのぼり真西にしずむため、昼と夜の長さはほとんど同じになり、ここから昼が長く、夜が短くなります。日の長さで、季節の移り変わりを感じる頃ですね。
春分の日は春のお彼岸の中日(なかび)でもあり、春分の日の前後3日間を含めた7日間が「春のお彼岸」です。
今年は3月17日が彼岸入り、3月23日が彼岸明け。
寒さもだいぶゆるんだとはいえ、まだ布団から出づらい朝もありますが、「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉通り、あたたかく過ごしやすい季節になっていきます。
春のお彼岸は、先祖の霊を供養し、お墓参りをするならわしがあります。お供えものには、ぼたもちや故人の好物などを供え、「ありがとう」の感謝の気持ちとともに手をあわせて静かに祈ります。
このころの楽しみといえば、やっぱりなんといっても桜の開花ですね。
昔から、日本人が愛してやまない桜。美しい花はたくさんあるけれど、やっぱり桜は特別です。桜色に染まる美しい春景色、もう少しで見ることができそうです。
桜を見ていると、心が落ち着くのと同時に、どこか切ない気持ちになります。
やがて散るということもあると思いますが、この季節に去っていった人たちのことをどこかで思い出すからかもしれません。
でも、そういう切ない気持ちもきっと自分を成長させてくれる大切な要素。
なので無理に振り払おうとしないで、ただちゃんと真っ直ぐに受け止めたい。
そして、前向きな気持ちと、夢見る気持ちを大切に春分という季節を素敵なものにしていきたいと思います。
いつも暦生活を応援してくださっているみなさまにも、素敵な季節が訪れますように。
※二十四節気(にじゅうしせっき)は、日本の1年を24等分し、立春からはじまり大寒で締めくくられる、約15日ごとに移ろう細やかな季節です。
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