今日の読み物

読み物

お買い物

人気記事

特集

カート内の商品数:
0
お支払金額合計:
0円(税込)

小満しょうまん

二十四節気と七十二候 2020.05.20

この記事を
シェアする
  • X
  • facebook
  • B!
  • LINE

こんにちは。暦生活編集部です。
今日は二十四節気の「小満(しょうまん)」についてのお話です。

暑い日が増えてきましたね。立夏を迎え、暦の上では夏になったのだから少しずつ暑くなるのは当然だけれど、わが家ではすでにクーラーと扇風機が昼夜問わず活躍してくれています。

今日5月20日から二十四節気は小満(しょうまん)になり、また一歩本格的な夏に近づきました。小満は、太陽の光を浴びてあらゆる命が生き生きとかがやきだすころ。

日光浴をしながら風にゆれる木々は気持ちよさそうで、どこか嬉しそうです。

いっぽう、麦の収穫や田植えの準備、蚕の世話など、農家にとってはまさに「猫の手も借りたい」ほどの忙しさが訪れます。とても大変な時期ですが、こんなときは昔から近所同士で助けあい、「困ったときはお互いさま」の精神で乗り越えてきました。

このころから、元気に動きまわる小さな生き物をよく見かけるようになります。
私のお気に入りはてんとう虫。「今年も会ったね」と、昔から知っている友達に会えたような気持ちになります。

コロンとした姿がとてもかわいいてんとう虫。小さなころから好きだったのですが、大人になっても変わらず好きで、見つけると子どもとに負けないぐらいテンションが上がってしまいます。

てんとう虫にはけっこう種類があって、日本では180種、世界では6,000種ほど確認されているそうです。

背中に七つの斑点があるのは、ななほしてんとう。
照れたほっぺたみたいなもようがあるのは、ひめあかほしてんとう。

ななほしてんとう
ひめあかほしてんとう

黄色い姿が印象的な、きいろてんとう。
色鮮やかで、まるで宝石みたいですね。
てんとう虫は、昔から「幸運」「幸せ」を告げる虫として愛されてきました。

きいろてんとう

漢字では「天道虫」と書きます。高いところにのぼり、てっぺんまでのぼりつくと飛び立つ習性があり、その姿が太陽に向かって飛んでいくように見えることがその由来です。

先日は、産卵中のてんとう虫を見ることができました。
葉の音だけがかすかに聞こえ、とても穏やかで心安らぐ時間でした。

小満のころの”旬のもの”は、そらまめ、しそ、びわ、さくらんぼなど。
魚介でいうと、きすやクルマエビ、べらなどが挙げられます。

個人的におすすめなのがそらまめ。この時期のそらまめは絶品で、桜が咲いた二ヶ月後がその地方のそらまめの旬なのだそうです。シンプルに焼いたり、ご飯に炊き込んでも手軽に旬の味覚を味わうことができます。おうちで楽しむビールのおつまみにも最高です。

これから夏も深まり、本格的に暑い季節が訪れます。
帽子をかぶったり、水分をこまめにとるなどして、熱中症に気をつけたいですね。

※二十四節気(にじゅうしせっき)は、日本の1年を24等分し、立春からはじまり大寒で締めくくられる、約15日ごとに移ろう細やかな季節です。

この記事を
シェアする
  • X
  • facebook
  • B!
  • LINE

暦生活編集部

日本の季節を楽しむ暮らし「暦生活」。暮らしのなかにある、季節の行事や旬のものを学びながら、毎日お届けしています。日常の季節感を切り取る #暦生活写真部 での投稿も募集中。暦生活の輪を少しずつ広げていきたいと思います。

記事一覧

暦生活