こんにちは。暦生活編集部です。
今日は二十四節気の「大寒」(だいかん)についてのお話です。
1年でいちばん寒い季節、大寒が今年もやってきました。
二十四節気では冬の最後になり、大寒の最終日は季節の変わり目、節分となります。今年は春の始まりである立春が2月3日になり、その前日である節分が2月2日に。節分が2月2日になるのは、じつに明治30年以来124年ぶりということです。とても珍しい節分を、私たちは迎えることになるのですね。

節分といえば、豆まきや恵方巻などで厄払いをする春の節分が思い浮かびますが、じつは立春・立夏・立秋・立冬の前日は、すべて節分になります。その中でも、冬から春へ変わるこの時期の節分が重視され、一般的になりました。

この頃の季節の言葉に「三寒四温(さんかんしおん)」という言葉がありますが、これは寒い日が3日続いたあと、暖かい日が4日続き、また寒い日がやってくるというように、7日周期で寒暖が繰り返されることです。本来は冬の言葉ですが、最近では春先の言葉として使われることが一般的になってきました。

大寒のひとつ前の節気であった小寒から「寒(かん)」の季節になり、大寒は寒さが極まる頃とされていますが、降り注ぐ日差しにはどこか春の気配を感じられるようになりました。三寒四温のようにはっきりと寒暖を感じられなくても、新しい季節の兆しを微かに感じられることが日々の小さな喜びに繋がるような気がします。

1年でいちばん寒い季節の中に、春の気配を見出す。暦の中では、たびたびそんな言葉やものの見方に出会うことがあります。もちろん、冬には冬の良さがあり美しい季節ですが、どんな時も前を向く気持ちを思い出させてくれる、とても素敵な考え方だと思います。今はおうち時間が多くなっている方もいらっしゃると思います。そんな時は想像の中でも、春の足音に耳をすませてみるといいかもしれません。
※二十四節気(にじゅうしせっき)は、日本の1年を24等分し、立春からはじまり大寒で締めくくられる、約15日ごとに移ろう細やかな季節です。
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