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サクラエビ

旬のもの 2022.05.09

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日差しが暖かく、清々しい季節になってまいりましたが、皆さまはいかがお過ごしでしょうか。

今回は、ルビー色に輝く海の宝石とも呼ばれる「サクラエビ(桜海老)」をご紹介します。

サクラエビはサクラエビ科に属するエビの一種で、成体で4cm前後まで成長し、寿命は約1年と3ヶ月といわれています。最大で50cm前後に成長するアオリイカの寿命が約1年といわれていますので、4cmほどの小さなサクラエビのほうが長く生きるということになります。
生命の神秘といいますか、なんとも不思議な気持ちになりますね。

日本では駿河湾や東京湾、相模湾などの深海に生息していますが、水揚げされるのは駿河湾のみとなっています。海外では台湾でも水揚げされているので、
世界ではたった2ヶ所でしか水揚げされない貴重なエビといえます。
駿河湾と相模湾は日本3大深湾に含まれる海域ですので、サクラエビが生息できる環境と水深の深さは重要な関係にあることがわかります。

資源保護のため、漁期は春(3月中旬~6月上旬)と秋(10月下旬~12月下旬)の2回のみに限定されています。旬の取れ立てを味わえる期間は長くありません。
乾燥保存できる干したサクラエビが一般的ですが、駿河湾のある静岡県では生のサクラエビが食べられます。生で味わえるのは春と秋の2回のみになりますので、気になるかたは静岡県まで足を運んでみてはいかがでしょうか。

乾燥サクラエビはさまざまな料理に活用できますが、私のお気に入りは卵焼きです。乾燥サクラエビをひと掴み卵焼きに入れるだけで香ばしい風味が口いっぱいに広がり、
普段とはひと味違う贅沢な気分を味わえます。ネギやチーズとも相性抜群ですので、是非ご自宅でも美味しいサクラエビを味わってみてください。

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吉村良太

コンテンツエディター・釣りと料理が好きな会社員
好きな季節は実りの秋。心地よい気温や澄んだ空気、そして冬を前にした哀愁もたまらなく好きです。魚は冬を乗り越えられる脂肪を蓄えるために荒食いをする季節でもあります。旬の魚に興味を持っていただけたら幸いです。

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