今回はさまざまな別名を持つ魚、「イサキ(伊佐木)」をご紹介します。
イサキは東北以南の沿岸に生息し、成魚では45cmほどにまで成長します。
20㎝ほどの幼魚まではイノシシの子供に似た縞模様があるため「ウリボウ」や「ウリンボウ」と呼ばれますが、成魚になるにつれて縞模様は薄くなっていき、緑褐色や茶褐色の体色に変化していきます。
獲れた(釣れた)ばかりの背ビレはピンと張っており、鶏のトサカのように立派であることから「鶏魚」と漢字で表記されることもあります。
イサキは骨が非常に硬いことでも有名で、「鍛冶屋殺し」との異名を持ちます。由来は、イサキを食べた鍛冶屋さんの喉に骨が刺さり亡くなったという説や、包丁の刃を傷めるほどの骨の硬さで鍛冶屋さんが困ってしまうからという説などがあります。なんとも物騒な異名ですが、注意を促す意味での先人の知恵のひとつだと思われます。個人的には生の状態よりも、焼き魚などの火を入れた料理の時に骨の硬さが気になることが多いように感じています。
産卵を控えた初夏が旬なため、その時期のイサキは「梅雨イサキ」や「麦わらイサキ」と呼ばれ、脂の乗りが最高の状態になります。
イサキ釣りのハイシーズンは6~8月頃まで。陸から狙う場合は磯場や潮通しのよい堤防を選びましょう。食いが立っている状態ではメタルジグなどのルアーにも好反応を示します。
群れが回遊してくると数釣りも楽しめますので、今年の夏は美味しいイサキを狙ってみては
いかがでしょうか。
おすすめの食べかたは炙り刺身。イサキの皮は硬く食べづらいのですが、火で炙ることで柔らかくなり非常に食べやすくなります。身と皮の間には良質な脂がありますので、旨みたっぷりの香ばしい刺身をご堪能ください。
初夏からは鮮魚店にも並ぶことが増えてきますので、ぜひ一度旬のイサキをご自宅で味わってみてくださいね。
吉村良太
コンテンツエディター・釣りと料理が好きな会社員
好きな季節は実りの秋。心地よい気温や澄んだ空気、そして冬を前にした哀愁もたまらなく好きです。魚は冬を乗り越えられる脂肪を蓄えるために荒食いをする季節でもあります。旬の魚に興味を持っていただけたら幸いです。
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