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アリ

旬のもの 2023.12.04

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こんにちは、昆虫写真家の村松です。
昆虫の写真を撮影し、その魅力を紹介するWebメディア「ムシミル」の運営をしています。ムシミルで検索してみてください。

アリの巣やアリの行列を何時間も眺める経験をしたことってありませんか?
今回は、見ていて飽きない不思議な魅力を持ったアリについて紹介します。

アリは、アリ科と呼ばれるグループに属する昆虫で、ハチ目という大きなグループに含まれる仲間です。
広くはハチの仲間なんですね。
日本だけでも300種近くが知られていて、数もとても多い昆虫です。

巣を作って集団で生活する種類が多く、数十匹くらいから多いものだと数万を超える集団を形成することもあります。
庭に出てみるだけでも10種類くらいは見つかったりします。

身近なアリだとクロオオアリやクロヤマアリなどがよく見られます。
公園などで大きめのアリを見つけたら、クロオオアリの可能性が高いです。

クロオオアリ

集団で生活するアリの仲間は、同じアリでも役割によって大きさが違うことがよくあります。
クロオオアリを例に見ていくと、働きアリたちもエサを探しに行く小型のものから、戦ったり力仕事を行ったりする大型のものまでいます。

大きさが違ってもクロオオアリ

その中でもいちばん大切な役割を担っているのが女王アリです。
卵を産むことが仕事で、たくさん卵を産んで働きアリを増やすことができれば巣が大きくなるからです。

その女王アリと交尾をする役割を持ったオスアリもいて、新たな巣を作るための最初の旅立ちを結婚飛行と呼んでいます。

結婚飛行のために巣から出てきた女王アリ

たった一匹で巣から飛び立った女王アリは、オスを見つけて交尾をします。その後は、自分で羽を落として地中に巣を掘ります。
最初に産んだ卵から働きアリ達が成長すると、卵を産むことに専念して巣を大きくしていけるようになるんですね。

ムネアカオオアリの女王と、新しく成長した働きアリ

驚くのは、巣を作る前に行った一回の交尾だけで、何年にも渡って卵を産み続けることです。そう、女王アリの寿命はとても長いのです。10から20年生きるとも言われています。

クロオオアリなどは地面に穴を掘って巣を作るので、自然環境の中で土壌を循環させる役割も持っています。アリにもたくさんの種類がいるので、それぞれの環境の中で様々な役割を果たしています。

身近に、どんな種類のアリがいて、どんな生活をしているのか。
時間があるときには、じっくりと眺めながら観察してみるとたくさんの発見があって面白いですよ。

写真:村松佳優

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村松佳優

昆虫写真家
滋賀出身、大阪在住。新しい命が芽吹き、生き物が活動を始める春が好きです。昆虫の散策や観察が好きで、見て、驚き、感動したことをWebメディア「昆虫写真図鑑ムシミル」に載せています。多くの人にその面白さや美しさが届けば嬉しいです。

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