こんにちは、昆虫写真家の村松です。
ダンゴムシといえば、みなさんどんなイメージを持っていますか?
丸くなるとか。
小さくてかわいいとか。
子供が拾ってくるとか(笑)。
思いつくことがたくさんあると思います。
そのくらい身近な生き物ですね。
また、飼育した経験がある人も多いのではないでしょうか?
細かい話をすると、昆虫は脚(アシ)が6本で、頭部・胸部・腹部にわかれて・・・とか色々あるので、ダンゴムシは脚もたくさんあるし昆虫とはちょっと違うんですね。
甲殻類の仲間とか、節足動物の仲間とか、どれも正解です。
極端かな?とは思いますが、どちらかといえばエビやカニに近いなんて言われたりもします。
今は2月でまだまだ寒い日が続いています。
ダンゴムシって今の時期はどうやって過ごしているのでしょう?
冬の寒い時期でも石の下や、落ち葉の下などを探してみるとダンゴムシが見つかります。
行動できる程度の気温だったら冬場でも活動します。飼育して観察していると、室内だと普通に活動しています。
冬でも探せば小さな生き物たちを観察できます。
ダンゴムシは見つけやすいので、虫好きの方や、虫好きのお子さんにはダンゴムシ探しがおすすめです。
たまに丸くならないダンゴムシがいますよね?
実は丸くならないのは違う種類で、ワラジムシと呼ばれる虫です。
近い種類で見た目も似ているのですが、丸くはなれないんです。
ワラジムシはどれだけつついたり、息を吹きかけたりしても丸くならないので、触ってみるとすぐにわかります。
慣れてくると見た目でもすぐに分かるようになってきます。お尻の先から尻尾みたいなものが2本出ているのがワラジムシです。
ダンゴムシが丸くなるのは身を守るためですが、なぜワラジムシは丸くならないのでしょうか?
ワラジムシは丸くなる代わりに、素早く逃げることを選んだようです。
だから、ワラジムシはダンゴムシよりも足が早いんですよ!
とても身近に見られるダンゴムシですが、赤ちゃんを見たことはありますか?
ダンゴムシの赤ちゃんは生まれたばかりのときは、こんな感じで透き通っていて、とても小さくて可愛いんです。
寒い日が続いていますが、外に出た時には足元にちょっと注目してください。冬でも見つかる「虫さん」に出会えて楽しいので、ぜひやってみてはいかがでしょうか。
写真:村松佳優
村松佳優
昆虫写真家
滋賀出身、大阪在住。新しい命が芽吹き、生き物が活動を始める春が好きです。昆虫の散策や観察が好きで、見て、驚き、感動したことをWebメディア「昆虫写真図鑑ムシミル」に載せています。多くの人にその面白さや美しさが届けば嬉しいです。
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