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ダンゴムシ

旬のもの 2022.02.07

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こんにちは、昆虫写真家の村松です。

ダンゴムシといえば、みなさんどんなイメージを持っていますか?

丸くなるとか。
小さくてかわいいとか。
子供が拾ってくるとか(笑)。

思いつくことがたくさんあると思います。
そのくらい身近な生き物ですね。
また、飼育した経験がある人も多いのではないでしょうか?

キャベツをかじるダンゴムシ

細かい話をすると、昆虫は脚(アシ)が6本で、頭部・胸部・腹部にわかれて・・・とか色々あるので、ダンゴムシは脚もたくさんあるし昆虫とはちょっと違うんですね。

甲殻類の仲間とか、節足動物の仲間とか、どれも正解です。

極端かな?とは思いますが、どちらかといえばエビやカニに近いなんて言われたりもします。

今は2月でまだまだ寒い日が続いています。
ダンゴムシって今の時期はどうやって過ごしているのでしょう?

冬の寒い時期でも石の下や、落ち葉の下などを探してみるとダンゴムシが見つかります。
行動できる程度の気温だったら冬場でも活動します。飼育して観察していると、室内だと普通に活動しています。

落ちていた木をひっくり返すとダンゴムシがたくさん見つかりました

冬でも探せば小さな生き物たちを観察できます。
ダンゴムシは見つけやすいので、虫好きの方や、虫好きのお子さんにはダンゴムシ探しがおすすめです。

たまに丸くならないダンゴムシがいますよね?
実は丸くならないのは違う種類で、ワラジムシと呼ばれる虫です。
近い種類で見た目も似ているのですが、丸くはなれないんです。

真ん中と左はワラジムシ。右上はダンゴムシ

ワラジムシはどれだけつついたり、息を吹きかけたりしても丸くならないので、触ってみるとすぐにわかります。
慣れてくると見た目でもすぐに分かるようになってきます。お尻の先から尻尾みたいなものが2本出ているのがワラジムシです。

ダンゴムシが丸くなるのは身を守るためですが、なぜワラジムシは丸くならないのでしょうか?
ワラジムシは丸くなる代わりに、素早く逃げることを選んだようです。
だから、ワラジムシはダンゴムシよりも足が早いんですよ!

とても身近に見られるダンゴムシですが、赤ちゃんを見たことはありますか?

ダンゴムシの赤ちゃん

ダンゴムシの赤ちゃんは生まれたばかりのときは、こんな感じで透き通っていて、とても小さくて可愛いんです。

寒い日が続いていますが、外に出た時には足元にちょっと注目してください。冬でも見つかる「虫さん」に出会えて楽しいので、ぜひやってみてはいかがでしょうか。

丸くなったダンゴムシ

写真:村松佳優

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村松佳優

昆虫写真家
滋賀出身、大阪在住。新しい命が芽吹き、生き物が活動を始める春が好きです。昆虫の散策や観察が好きで、見て、驚き、感動したことをWebメディア「昆虫写真図鑑ムシミル」に載せています。多くの人にその面白さや美しさが届けば嬉しいです。

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