おはようございます、こんにちは。編集者の藤田華子です。
白銀の世界、ゲレンデの魔法、風の中を滑る自由ーーそう、今日はウインタースポーツのひとつ、スキーについてです。
みなさん、スキーはされますか?
那須で育った私はゲレンデが身近にあり、小学生の頃からスキー教室が盛んでした。休日に家族や友人たちと行く機会も多く、冬の楽しかった思い出として記憶に残っています。
(いまでも当時着ていたスキーウェアは、帰省時の防寒着です笑)
さて、スキーの発祥には諸説あります。
紀元前8000年ごろの中国の壁画にスキーをしている絵が描かれていたり、ロシアで紀元前6000年ごろのスキーの遺跡が発掘されたりしています。当時は2本の細長い板ではなく、かんじきのように、雪の時期に欠かせない交通手段であり、冬に狩りをするための移動手段として活用されていました。
ちなみに「スキー」はノルウェー語で「薄い板」を指すんですよ。
日本に伝わったのは、江戸時代といわれています。江戸時代の旅行家・本草学者の菅江真澄が描いた「立ちソリ(履きソリ)」や、徳川将軍家御庭番・探検家の間宮林蔵が残した『北蝦夷図説』に、スキーを履いている樺太アイヌの描写があります。
その後、戦争の際に豪雪地帯での移動手段として活用される悲しい過去もありましたが、現在のようにスポーツとして広まったのは1800年代。ノルウェーで、「歩く・飛ぶ・滑る」といったスキー技術が確立され、リゾートや冬季スポーツの一環として世界中に広がり、多くの人々に愛されるようになっていきました。
スキーにはさまざまな種類があります。どれもとても奥深いのですが、簡単にご説明するとこんな感じでしょうか。
・アルペンスキー:高速で坂を滑り下りる競技。スピードが爽快!
・クロスカントリースキー:長距離、自然の中での静寂と調和を楽しめるところが魅力。
・テレマークスキー:かかとが固定されていないため雪の野原を自由に散策できる。
・バックカントリースキー:ゲレンデ以外の場所、人の管理がされていないふかふかの雪を満喫できる。
スキーは、自然との調和、冒険、そしてフィットネスを組み合わせた素晴らしいアクティビティです。山を滑り降りる瞬間、風に髪がなびき、私たちは自然と対話をしている気分にも。もちろん雪山・自然の世界にリスクはつきものです。安全にお楽しみくださいね。
藤田華子
ライター・編集者
那須出身、東京在住。一年を通して「◯◯日和」を満喫することに幸せを感じますが、とくに服が軽い夏は気分がいいです。ふだんは本と将棋、銭湯と生き物を愛する編集者。ベリーダンサーのときは別の名です。
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