今日のお話は「アーモンド」です。

アーモンドはバラ科サクラ属の落葉高木で、冬の間は休眠し、2月中旬から3月に、桜に似た白や桃色の花が咲きます。花言葉は「豊潤」（暦生活の今日の誕生日花より）。自家受粉しない品種があるため、ミツバチが花蜜と花粉を求めて飛び回る時に花粉を媒介してくれることにより、受粉結実します。8月から10月にかけて収穫され、乾燥などの加工や検査を経て輸入されます。

日本では、12月から1月頃にお店に並び始め、新物アーモンドとも呼ばれています。
もう一つ、1月はアーモンドに関わることがあります。 1月23日は「アーモンドの日」です。 1日あたりの摂取目安量を23粒と推奨しているカリフォルニア・アーモンド協会が認定しました。2018年には、一般社団法人日本記念日協会に正式に登録されました。

アーモンド23粒（約30g）に、ビタミンEが7.7mgから8.6mg含まれており、
日本人が1日に必要なビタミンE（成人男性約6.5mg、成人女性6g）をまかなうことができます。

ビタミンEは、強い抗酸化力を持ち、様々な病気の原因となる活性酸素から体を守ってくれる役割があります。
免疫力の低下や細胞膜の酸化による老化を抑制し、血行促進作用により皮膚の新陳代謝を高め、動脈硬化予防、悪玉コレステロールの減少などの生活習慣病の予防にもなるそうです。

他にも食物繊維、ミネラル、オレイン酸などが含まれているとても栄養価の高い食べ物です。

素焼き、塩味のおつまみ系から、チョコレート、ビスケット、ケーキ、アーモンドミルクなど、色々な種類を楽しみながらアーモンドを食べたり、飲んだりすることが出来ます。

料理にもアーモンドを取り入れることが出来ます。例えば、寒い日に体が温まるカレーうどんには、小魚とアーモンドのスナックをトッピングします。天かすよりヘルシーで小魚のカルシウムも一緒に摂れますし、アーモンドの食感と風味が、カレーうどんに合って、いいアクセントになります。

製菓材料売り場に並んでいるアーモンドプードルは、テフロン加工のフライパンで、油を引かず弱火で2〜3分、から炒りします。
すりごまの代わりにアーモンドプードルを使うと、胡麻和えの作り方で、アーモンド和えが作れます。

今日はイタリア、シチリア島のトラーパニの伝統料理のトラパネーゼ風スパゲッティをご紹介します。

よかったら作ってみてください！

トラパネーゼ風アーモンドトマトソースのスパゲッティ