こんにちは、昆虫写真家の村松です。
昆虫の写真を撮影し、その魅力を紹介するWebメディア「ムシミル」の運営をしています。ムシミルで検索してみてください。
今回は夏の風物詩であるセミの仲間から、ミンミンゼミを紹介します。
暑い日が続き、気がつけばにぎやかにセミが鳴いています。
耳を傾けて聞いているとセミにも色んな種類がいて、それぞれに鳴き方が違うことに気づきます。
セミの鳴き声と聞いたらどんなものを想像しますか?
真っ先に出てくるのがミンミンゼミの鳴き声ではないでしょうか?「ミーンミンミーン」のリズムが特徴的で、夏らしさを感じる人も多いと思います。
そんなミンミンゼミは、北海道から九州まで全国的に分布しているのですが、生息する地域によってたくさん見られる場所が変わってきます。
東京などの関東近辺では、平地や街中でもうるさいくらいにミンミンゼミの鳴き声が聞こえます。
しかし、関西近辺にくると街中でミンミンゼミの鳴き声はあまり聞こえてきません。
私が住んでいるのは大阪ですが、たくさん鳴いているのはアブラゼミやクマゼミです。
ミンミンゼミはあまり見られないので、鳴き声が聞こえてきたら走って探しにいきます。
関西方面ではなぜか山地性が強くなるので生態が不思議ですね。
たまに見つけると、デザインもかっこよくて好きです。
背中は緑色と黒色の模様で、少し腹部は短いですが、透明な羽がシュッとしていて素敵です。
模様は個体によって変化があり、黒色の強いものがいたり、模様がほとんど無いようなデザインのものもいたりします。たくさん見られる地域の人は、そんな模様の違いを楽しんでみるのも良いですね。
ミンミンゼミなどのセミの仲間は、実はカメムシの仲間です。
ストロー状の口を持っている点などはカメムシらしい特徴です。この口を、木に差し込んで汁を吸っているんですね。
顔を正面から見てみると、カメムシっぽさがあります。
木に止まっている状態だと、背中側しか見ることができません。こんな風に顔をのぞいてみるとその表情が新鮮ですね。
ちょうど、たくさんのセミが土から出てきて活動を始めています。定番の羽化シーンは神秘的で感動的です。
機会があれば、身の回りではどんな鳴き声のセミがいるのか耳を澄ましてみるのも楽しそうですね。
写真:村松佳優

村松佳優
昆虫写真家
滋賀出身、大阪在住。新しい命が芽吹き、生き物が活動を始める春が好きです。昆虫の散策や観察が好きで、見て、驚き、感動したことをWebメディア「昆虫写真図鑑ムシミル」に載せています。多くの人にその面白さや美しさが届けば嬉しいです。
