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ショウリョウバッタ

旬のもの 2025.08.14

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こんにちは、昆虫写真家の村松です。

今回は、日本のバッタの中で最大の大きさを誇るショウリョウバッタを紹介します。

最大と言っても、オスとメスで大きさが違います。
メスのほうが大きく、オスとはかなり大きさが違うので別の種類にも見えてしまいます。

ショウリョウバッタのオスとメス

メスは大きなものだと80mmを超えます。
羽や後ろ脚なども大きいので、見た目の大きさはそれ以上です。
感覚的には手のひらサイズですね。

草食で大人しい性格の昆虫ですが、バッタの仲間らしく地面を蹴ってジャンプする力はたいしたもので、脚にはトゲもついているので蹴られるとなかなか痛いです。

後ろ足のトゲ

すね部分に並んだトゲがあるのと、ヒザあたりにも痛そうなトゲがあります。
このトゲで攻撃されないように捕まえたいですね。

捕まえる時には胸のあたりを持つのが基本ですが、後ろ脚を伸ばした状態でそろえて持っても大丈夫です。

後ろ脚をそろえて持つと、ヒザを起点に体を縦に振ったりもします。
米をつくように見えることから、コメツキバッタと呼ばれることもあります。
子どものころはその様子を観察して遊びました。

片脚だけを持つと暴れて取れてしまうことがあるので、必ず両脚をそろえて持つようにしましょう。

名前といえば、ショウリョウバッタを漢字で書くと精霊飛蝗です。
お盆の時期に行われる精霊流しという伝統行事で流される船に形が似ていることから名づけられたとされています。
確かに細長い船のような形にも見えますね。

ショウリョウバッタ

オスは飛ぶときに「チキチキチキチキ」と鳴くことからチキチキバッタとも呼ばれます。
いろんな呼び方があるというのは、それだけ身近な存在でたくさん触れられてきた昆虫だからなんでしょうね。

飛んだり跳んだり、鳴いてみたり大きさが違ったり。
たくさんの魅力が詰まったバッタですが、個人的にはショウリョウバッタの一番の魅力はユニークな顔です。

左がオス、右がメス

面長で、頭部の先にかけて細くなっていく顔は何とも愛嬌があって可愛いです。カマキリのように、こちらを見ているような目をしているのもポイントですね。

ショウリョウバッタは身近にたくさんいる昆虫ですが、知らないことも多かったのではないしょうか?
草むらにもたくさんいる昆虫なので、見かけたらぜひ観察してみてください。

茶色のショウリョウバッタ

写真:村松佳優

※日本の昆虫を撮影し、その魅力を紹介するWebメディア「ムシミル」を運営しています。ブックレットの制作もしているのでムシミルで検索してみてください。

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村松佳優

昆虫写真家
滋賀出身、大阪在住。新しい命が芽吹き、生き物が活動を始める春が好きです。昆虫の散策や観察が好きで、見て、驚き、感動したことをWebメディア「昆虫写真図鑑ムシミル」に載せています。多くの人にその面白さや美しさが届けば嬉しいです。

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