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吹雪ふぶき

旬のもの 2025.12.28

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こんにちは。気象予報士の今井明子です。
年の瀬が迫り、寒波が押し寄せてくる季節になりました。
「西高東低の冬型の気圧配置」という言葉もよく耳にします。こんなときは北西からの冷たい季節風が吹き、体の芯まで凍えそうになります。

北国では、吹雪の吹き荒れる季節です。吹雪とは、気象庁では「やや強い風(平均風速10~15m/s)程度以上の風が雪を伴って吹く状態」と定められています。さらに、「強い風(平均風速 15~20 m/s)以上の風を伴うふぶきの状態」のときは、「猛吹雪」と呼ばれます。

吹雪が発生しているときは、雪が降っていることもあれば、雪は降らずに地面に積もった雪が風で巻き上げられていることもあります。後者の現象は「地吹雪」とも呼ばれます。

ひとたび吹雪が発生すると、あたり一面が真っ白になり、見通しがとても悪くなります。方向感覚も失ってしまって、歩いていると道に迷ってしまうことも。すると、低体温症で命を落とすこともあります。車を運転しているときは、歩行者や前の車両、障害物などが見えなくなって事故を起こしやすくなり、非常に危険です。

吹雪によって巻き上げられた雪が吹き溜まるのも厄介です。車は発進できなくなりますし、排気口をふさがれて一酸化炭素中毒になる可能性もあります。

こんな日は家にこもれば安心…ともいかないのが吹雪の恐ろしさ。玄関に雪が吹き溜まればドアが開かなくなりますし、エアコンの排気口を雪がふさげばやはり一酸化炭素中毒になるのです。こまめに外を確認しておかなければいけません。

風に飛ばされた雪が電線につけば、停電の可能性もあります。ひとたび停電になっても、吹雪がおさまったあとでないと復旧作業ができないため、停電が長時間にわたる可能性があります。

吹雪は真冬に吹く北西の季節風や、早春に日本を通過する低気圧によって起こりやすいです。これからしばらく、冬将軍との戦いが続きます。

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今井明子

サイエンスライター・気象予報士
兵庫県出身、神奈川県在住。好きな季節はアウトドア・行楽シーズンまっさかりの初夏。大学時代はフィギュアスケート部に所属。鯉のいる池やレトロ建築をめぐって旅行・散歩するのが好き。

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