こんにちは。気象予報士の今井明子です。
秋が深まってまいりました。標高の高い場所や北国ではすでに紅葉が始まっていることでしょう。緯度や標高の低い場所でもそろそろ紅葉の便りが聞かれる頃でしょうか。
桜の季節は、民間気象会社が桜の開花日を予想し、予想開花日を線で結んだ「桜前線」が発表されます。
秋も同様に、紅葉の見ごろの予想を民間会社が予想し、見ごろの日を結んだ「紅葉前線」が発表されます。紅葉の見ごろはカエデの大部分の葉が紅色になった日です。なお、イチョウの見ごろを「黄葉前線」として発表する会社もあります。
では、紅葉の予想はどのように行っているのでしょうか。これは、サクラと同様に主に気温の推移をもとに、気象会社が独自の予測を行っています。気象庁は、紅葉や黄葉の予測は行いませんが、観測を行って、地方ごとにカエデやイチョウが色づいたときと落葉したときを発表しています。
この季節の燃えるような紅葉や、黄金に輝く黄葉は、うら寂しい秋の貴重な彩りです。冬が来る前に楽しんでおきたいと思っています。

今井明子
サイエンスライター・気象予報士
兵庫県出身、神奈川県在住。好きな季節はアウトドア・行楽シーズンまっさかりの初夏。大学時代はフィギュアスケート部に所属。鯉のいる池やレトロ建築をめぐって旅行・散歩するのが好き。
