こんにちは。巫女ライターの紺野うみです。
日本の秋を彩る樹木と言えば、紅葉(もみじ)と並んで挙げられるのが銀杏(いちょう)なのではないでしょうか。
夏は鮮やかだった緑色の葉が秋になり一斉に黄色く染まる様は、私たちに季節の移ろいをまるで芸術作品のように伝えてくれます。
落ち葉も、地面を黄金色に染め上げる広大な絨毯のよう。
広げた扇のような形をした葉も、独特で愛らしいですよね。
秋も深まった頃、公園や街路、神社やお寺などに見られることも多く、日本の秋の景色には欠かせない存在と言えるのではないでしょうか。
今回ご紹介する「銀杏黄葉(いちょうもみじ)」という言葉は、晩秋(10月下旬から11月頃)の季語です。
意味は、銀杏の葉が鮮やかな黄色に色づくことや、その色づいた葉のこと。
「紅葉」と書いて「こうよう」と読む場合は、落葉広葉樹が葉を落とす前に、緑色から赤や黄などに色を変える現象そのものを指して言います。
「黄葉」も「おうよう」「もみじ」「こうよう」などと多様な読み方があるのですが、この言葉は特に、黄色く色づく葉に対して使われます。
この場合、赤くなることを「紅葉(こうよう)」と言い、黄色くなることは「黄葉(おうよう)」、茶色くなることは「褐葉(かつよう)」と使い分けることができるのです。
日本語って、本当にこまやかで面白い言語ですよね。
秋は、赤く色づいた紅葉狩りも素敵ですが、やっぱりどこかで銀杏黄葉を見たくなります。
秋晴れの空に映える黄色の葉は、私たちにとって心地よい秋の季節を彩ってくれる存在です。
ぜひどこかで、青空に向かって黄色い葉をのびのびと伸ばす、美しい銀杏を見つけてみてくださいね。

紺野うみ
巫女ライター・神職見習い
東京出身、東京在住。好きな季節は、春。生き物たちが元気に動き出す、希望の季節。好きなことは、ものを書くこと、神社めぐり、自然散策。専門分野は神社・神道・生き方・心・自己分析に関する執筆活動。平日はライター、休日は巫女として神社で奉職中。
