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初笑い

暦とならわし 2024.01.03

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新年あけましておめでとうございます。年が明けてから3日目を迎えましたね。
みなさんはどんなお正月を過ごしていますか?
おせちやお雑煮などおいしいものを食べたり、家族とゆっくり過ごしたり、はたまた仕事に勤しんでいたりと様々かと思います。そんなみなさんにぜひ、さらなるお正月気分をたのしんでもらいたくお届けするのが、今日のテーマ「初笑い」です。

初笑いとは文字通り、年が明けて初めて笑うこと。
ワハハと大きな声で笑ったり、声は出さないけれどニヤリとしたり。
笑い方もまた、様々だと思います。

そもそも「笑い」という言葉、広辞苑にはこんなことが書いてありました。

”わらうこと。えみ。”

さらに、「え(笑)み」を調べてみると「にっこりとすること」と書いてありました。他には、「つぼみが開くこと、花が咲くこと」という意味もあるのだそう。そう考えると、見た目にわかる「笑い」だけにはおさまらない、よろこびの感情そのものを表す言葉なのかもしれませんね。

私にとっての初笑いは、毎年「初日の出」を見るときにおとずれます。
空がだんだんと明るくなってきて、お日さまが出てくるとじんわりと身体があたたかくなってなんともいえない幸福感で満たされます。拝みながら、また1年、がんばろうと心から思えるのです。いつも見ているお日さまなのに、やっぱり新年の日は特別だなぁと思います。

以前、脳科学の先生に「悲しいことや辛いことがあったときこそ、無理矢理にでも笑ってみるといいよ」と教えてもらったことがあります。笑顔になることで表情筋が刺激されて、脳がたのしいと勘違いして前向きな気持ちになる、と。たしかそんなお話だったと思いますが、それから私は意識的に笑うことが増えたような気がします。ワハハと声を出して笑わなくても、顔をにっこりさせてみたり、好きなテレビや動画を見て笑ってみたり。
すると不思議なことに、あれやこれやと悩んでいた気持ちが薄まるような気がするのです。うまくいけば「勘違いだったかもしれない...」なんて思うようなことも。

また、お笑いライブや落語などの寄席にいくのもいいかもしれませんね。みんなが笑う空間なので、恥ずかしがらずに思いっきりお腹から声を出して笑うことができます。スカッとするし、1週間や1ヶ月のなかでほんの数時間だけでもいいから心を空っぽにしてたのしめる時間があったら、力がみなぎってくるような気がするのです。

最後に、私が好きなことわざを紹介してしめくくりとします。

「笑う門には福来る」

初笑いとともに始まる1年、今年もみなさんに等しく福が訪れますように。

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高根恭子

うつわ屋 店主・ライター
神奈川県出身、2019年に奈良市へ移住。
好きな季節は、春。梅や桜が咲いて外を散歩するのが楽しくなることと、誕生日が3月なので、毎年春を迎えることがうれしくて待ち遠しいです。奈良県生駒市高山町で「暮らしとうつわのお店 草々」をやっています。好きなものは、うつわ集め、あんこ(特に豆大福!)です。畑で野菜を育てています。

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