かんたん虫除けスプレー
夏の真ん中、夏至を迎えました。この日、北半球では昼間の時間が一年でいちばん長くなります。暦では、夏のピークというわけです。
暑さが厳しくなってきました。と同時に、虫が増えるのもこの季節の悩みのタネ。勝手にそこらを飛んでいてもらう分には構いませんが、刺されてかゆいのはご勘弁です。そこで、夏になるといつもつくっている、かんたん虫除けスプレーをご紹介しましょう。
材料は、ハーブと水だけ。ハーブはミントを中心に、ローズマリーやレモングラスなど、手に入るもので。ラベンダーも効果が高いそうですが、残念なことに我が庭にはなぜかラベンダーは育ちません。ゆえに入れられないのですが、手に入ればぜひ。
つくり方は非常にシンプル。
庭や鉢植えから摘んできたハーブを、耐熱のグラスやピッチャーに入れて、熱湯を注ぎ、そのまま冷めるまで置いておきます。
ハーブの香りが広がって、それだけでもすがすがしい気分になれるのがなによりです。これ、要するにハーブティーですね。濃い目のハーブティー。
冷めたら冷蔵庫に入れて一晩。翌日から使い始めます。ハーブを茶漉しなどでこしてから、ガラス瓶のスプレー容器に移します。いちおう遮光の青や茶色のボトルを使って気分を出していますが、使わないときは冷蔵庫に入れておくので、そんなに気にしなくても良さそうです。透明のボトルでもかまわないでしょう。
庭仕事を始める前には必ず、肌が露出しているところにスプレーします。スプレーすると、ハーブのさわやかな香りにうっとり。庭仕事を始めるぞ、とやる気も出るというもの。
ただ、この虫除けは、エタノールなどを使っていないので、日持ちしません。使わないときは冷蔵庫に入れておいて、一週間ほどで使い切るくらいが目安です。そんなわけなので、一度に大量につくらずに、いつも100ml分くらいつくっています。
その日の気分でハーブのブレンドを変えるのもまた一興。今日はミントのみ、あるいはローズマリー多めで、など。今年はラベンダーの鉢植えを買ってきて、念願のラベンダーを使った虫除けにも挑戦してみようと思っています。
生のハーブでなく、エッセンシャルオイルを使ってつくる方法も。ミントなら、ハッカ脳を水に溶かすのもかんたんで効き目があります。自分に合った、またお好みの材料や方法で虫除けスプレーづくり、ぜひこの夏はトライしてみてくださいませ。

平野恵理子
イラストレーター、エッセイスト
1961年静岡県生まれ。著書に『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『歳時記おしながき』『こんな、季節の味ばなし』ほか多数。好きな季節は、季節の変わり目。現在は八ヶ岳南麓在住。