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新米しんまい

旬のもの 2020.10.07

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こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

新米の季節ですね。炊きたてのごはんを想像するだけで、ときめきます。丁寧に研いだお米が炊けて、炊飯器のフタを開けたときの胸の高鳴り! 湯気の向こうにある、つやつやの白いしあわせ。

ああ、たまりません。

今年、わたしはこれまでの人生でいちばん、新米を楽しみにしています。

5月に東京から長崎県波佐見町に引っ越してきたので、6月の田植えからずっと、稲の成長を暮らしの中で見守ってきたのです。

写真提供:くりたまき

とはいっても自分の田んぼではないし、お世話をしてきた訳ではないのですが、まるで親戚の子を見守るような気持ちと言いますか……。稲がかわいくて、散歩をしては「また数センチ伸びてる、よしよし」と満足していました。台風のときは勝手に心配していたくらいです。

写真提供:くりたまき

しかも、波佐見町には日本の棚田百選に選ばれた棚田があります。景勝地としても人気がある鬼木の棚田でつくられるお米は、それはもうおいしいと評判です。

「くりたさん、鬼木のお米はおいしいよ〜。新米、楽しみにしててね」と地元の人が言ってくれて、もう期待しかありません。

そもそも、新米って、ほかの時期のお米とどう違うのでしょう?

それは、新鮮さ。古くなるほど、酸化して味が落ちてしまいます。収穫されたばかりのお米は香り高く、含んでいる水分量も多く、格別においしいのです。

ただ、最近は保存技術も高いので、もしかしたら「新米を食べられる」というわくわく感が、よりおいしく感じさせてくれるのかもしれません。わたしはそういう部分、ちょっとある気がします。初物って、つい心惹かれてしまいますよね。

写真提供:くりたまき
写真提供:くりたまき

じつは、この記事を書いている今、まだ新米を食べられていません。田んぼには、たわわに実った稲穂が黄金色に揺れていて、波佐見町はどこを歩いても絶景です。

写真提供:くりたまき
写真提供:くりたまき

なので夢見心地でこの記事を書いています。

新米ができたら、どうやって食べようかなあ。まずは茶碗に白米を盛って、てっぺんに地元の人にいただいた手づくりの梅干しをのせたい。そうだ、九州特産の高菜漬けで巻いておにぎりにしようかな。波佐見町にあるしいたけ農家さんの原木しいたけで炊き込みごはんもしたい。

妄想が止まりません。

みなさま、今年もおいしい新米をともに楽しみましょう!

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栗田真希

ライター
横浜出身。現在は東京、丸ノ内線の終着駅である方南町でのほほんと暮らす。桜をはじめとした花々や山菜が芽吹く春が好き。カメラを持ってお出かけするのが趣味。OL、コピーライターを経て現在はおもにライターとして活動中。2015年準朝日広告賞受賞、フォトマスター検定準一級の資格を持つ。

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