こんにちは。和菓子コーディネーターのせせなおこです。
秋になるとニュースなどでよく聞く”紅葉狩り”。りんご狩りやぶどう狩りのように紅葉を持って帰ってくるとばかり思っていたのに、実際は紅葉を見るだけだと知った時、とても残念に感じたのを毎年この時期になると思い出します。
去年、今年となかなか紅葉狩りにも行けないなとさみしく思っていましたが、そうだ、もみじ饅頭をお取り寄せすれば、食べて楽しめる理想の”紅葉狩り”ができるじゃないか!!と思いついてから、なんだか楽しくなってきました。結局は単なる食いしん坊だなと自分でもびっくりしつつ、広島のもみじ饅頭をお取り寄せすることにしました。

もみじ饅頭を検索してびっくり!想像以上にたくさんのお店が、これまた想像以上にたくさんの種類のもみじ饅頭を売っているんです。どれもおいしいそうで悩んでしまいます…!
もみじ饅頭は広島のお土産の定番。名前の通り、紅葉の形をしています。もみじ饅頭が生まれたのは明治時代。旅館の女将さんがお茶菓子として和菓子職人に注文したのをきっかけに誕生したとされています。宮島の名所、紅葉谷にちなんで名付けられました。

もともとはカステラ生地の中にこしあんが入っていましたが、昭和初期、高松宮宣仁親王の要望によりつぶあんが誕生。そして、1980年代の「もみじ饅頭ブーム」により、チョコレートやカスタードのもみじ饅頭が誕生しました。以降、季節の食材や地元の食材などを使った種類豊富なあんこを楽しめるようになりました。ちなみに、このもみじ饅頭ブームは漫才師B&Bのギャグによるもの。お笑いとお菓子、どちらもとても楽しい気持ちにさせてくれますね。

2000年以降、次は中身ではなく外側の生地に変化が起こります。竹炭を使った真っ黒なもみじ饅頭やもちもちとした食感が特徴の生もみじ、さらにはもみじ饅頭を揚げた揚げもみじなど、誕生から変化し続けているお菓子ということにとても驚きました。
紅葉の写真や映像を見ながらもみじ饅頭を楽しもう、なんて思っていましたが、これだけたくさんの種類があるなら、もはやもみじ饅頭だけで紅葉狩りができるぞ!と新たな紅葉狩りを発見した気分です。

なかなか思い通りにならない毎日が続きますが、ワクワクする気持ちは忘れることなく、ちょっとした工夫とアイデアで楽しく過ごしていきましょう!
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