あけましておめでとうございます。和菓子文化研究家のせせなおこです。
2025年。新しい年がやってきました。今年はどんな一年になるかな、どんな和菓子に出会えるかな、ととてもワクワクしています。
お正月といえばやっぱり和菓子。干支をあしらった和菓子をはじめ、お雑煮をモチーフにした花びら餅や、鏡開きのぜんざい、小正月に小豆粥を食べる地域もありますよね。お正月はお雑煮を始め地域色のあるそれぞれの新年の迎え方があり、知れば知るほどおもしろいなと思います。
お祝いに欠かせないお赤飯は小豆粥から始まったと伝えられています。そんなお赤飯のお豆、ささげをきっかけに誕生したのが甘納豆です。ささげはあまりお菓子には向かなかったため、蜜飴を使い、安くておいしいお菓子が作れないだろうか、という発想から誕生しました。大阪ではぜんざいを煮詰めすぎたことによって誕生した、という説もあります。ちなみに北海道では甘納豆を入れた甘いお赤飯が食べられています。
正直大人になるまで甘納豆が苦手だった私。あんこや煮豆はこんなに好きなのに、どうして甘納豆だけ苦手なんだろう…と自分でもとても不思議でした。
そんな甘納豆の概念を覆したのが、かつて東京・赤坂にあった甘納豆屋さんです。お散歩中、たまたま見つけたお店にふらっと入ると、お豆の種類ごとに色分けされたカラフルなパッケージがずらり。「甘納豆ってこんなにお豆の種類があるの?」それまで甘納豆=小豆と思っていた私はとても驚きました。
それでもまだ甘納豆に苦手意識のあった私は、大納言・うぐいす・とら豆・お多福・白花・黒豆・栗の甘納豆が1つずつはいったどら焼きを買うことに。ずっしりと重たいどら焼きにかぶりつくと、クリーミーな白あんに、ねっとり、ほくほくと様々な食感のお豆がそれぞれのおいしさをアピール。
あ、これは大納言!あ、これは栗だな!噛むたびに違うお豆が顔を出し、あっという間に完食しました。「甘納豆ってこんなにおいしかったの…?」衝撃を受けた私は早速お店に戻り、今度はそれぞれの甘納豆を購入しました。
それ以来、甘納豆にハマってしまった私。やっぱり甘いお豆は最高!どうして甘納豆だけ苦手なんだろう…という悩みもこのお店に出会えたおかげで解決することができました。それから、甘納豆を見つけて食べてみると、本当にお店によって外側のお砂糖の感じも食感も様々。まだまだお気に入りの甘納豆探しの旅は続きそうです。
さぁ、新しい年が始まりました。何をするにもまずは健康な心と体が大切です。おいしい和菓子で休憩しながら、元気をチャージして、今年もまたかけがえのない日々を過ごしていきましょう。

