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ツユムシ

旬のもの 2025.10.25

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こんにちは、昆虫写真家の村松です。

今回は、バッタやキリギリスの仲間であるツユムシを紹介します。

ツユムシは、北海道から九州まで生息が確認でき、広範囲に生息している身近な昆虫です。
都市部の公園などでも植物にのぼっているのを見かけることがあります。

ツユムシ

一説ですが、細身の体で少し華奢な印象から、まるで露を飲んで生きているようだと昔の人から思われたことが、ツユムシの名前の由来になったようです。

実際に脚もすらっとしていて、噛みつくこともないので捕まえやすく、子どもが採集するのにもおすすめできる昆虫です。

注意する点は、脚を両方そろえて持たないと脚が取れてしまうこと。
触角もとても長いので、引っ掛けると簡単にちぎれてしまいます。

触角がとても長い

捕まえた時に傷つきやすいところも、華奢な印象を強めたようですね。

顔つきだけはキリギリスにも近い雰囲気があるのですが、食べるものは植物の新芽や花びらなど柔らかいところを好んで食べる食性です。
食べるものからも大人しそうな印象ですね。

花にとまるツユムシ

でも、飛ぶのは少し得意。
ジャンプしたところから羽を広げてハタハタと羽ばたきます。
体も軽めなので、優雅にまっすぐに飛んで逃げることができるんですね。

以前、夕暮れ時に草むらを通っているときのことです。
遠くから大きな昆虫が、夕日に照らされながらこっちに突っ込んできます。
スピードは速くありませんが、光に照らされてキレイな姿を長く観賞することができました。
着地したところを探すと、とても大きく見えていた昆虫は羽を広げたツユムシでした。

体の大きなバッタやキリギリスは、飛んで落下するように着地する印象なので、ふわっと優しく飛ぶツユムシの姿はとても美しく見えました。

最後にツユムシの幼虫を紹介します。

ツユムシの幼虫

成虫の長い羽がまだ短いので印象がかなり違います。
背中にある小さな羽が、脱皮するたびに体と一緒に大きくなって成長していきます。

ツユムシの幼虫は春先から見られますが、後ろ脚は幼虫のときから発達しているので、小さな幼虫がぴょんぴょん飛び跳ねる姿はとてもかわいいです。

今の時期は成虫があちこちで見られますので、ぜひ観察してみてください。
オスは「ピチッ、ピチッ」と小さく鳴いたりしますが、うるさい程でもないので飼ってみるのもいいと思います。

ツユムシ

写真:村松佳優

※日本の昆虫を撮影し、その魅力を紹介するWebメディア「ムシミル」を運営しています。ブックレットの制作もしているのでムシミルで検索してみてください。

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村松佳優

昆虫写真家
滋賀出身、大阪在住。新しい命が芽吹き、生き物が活動を始める春が好きです。昆虫の散策や観察が好きで、見て、驚き、感動したことをWebメディア「昆虫写真図鑑ムシミル」に載せています。多くの人にその面白さや美しさが届けば嬉しいです。

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