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秋の野遊び

旬のもの 2026.10.07

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秋の涼しい風を感じられるようになり、心地いい季節がやってきました。

夜になると「チーチー」と秋の虫の声が聴こえてきます。その音に合わせるかのように、小さな虫の音も重なり、葉っぱがハラハラと落ちる音まで聴こえて来ることもあります。心地いい音色なので、BGMいらずで得した気分です。草花も日に日に色づいていくので日中散歩するのも楽しくて、お天気を見ながらお出かけの計画を立てるのもワクワクしますね。

そんな気持ちがいい季節におすすめしたいのが「秋の野遊び」です。
「秋の野遊び」は季語にもなっており、秋の晴れた日に自然と触れ合いながらたのしむ活動のことを言います。山登り、ハイキング、栗拾い、味覚狩り、芋煮会、バーベキューやキャンプなどなど。みなさんも体験したことがあるのではないでしょうか。

私が暮らす奈良は「秋の野遊び」をするのにぴったりな場所です。自然がすぐそばにあって、ほぼ毎週どこかでイベントをやっています。

ある年には、高原いっぱいに広がるススキを見に行きました。風に揺れるススキが幻想的で、現実世界ではないみたいと思うほど心が震える体験をしたので印象に残っています。また、ある年にはハイキングに行きました。手付かずの自然が残る原生林に入り、生き生きと伸びる大木、赤く紅葉した木々をたくさん見つけました。落ち葉で地面が染まった景色もすべてが絵画のようで、これにもまた、とても感動しました。そんな感じで毎年「秋の野遊び」を満喫しています。

さて、今年はというと...
近々私は小さな森の中に住まいを移すことになったので、その準備のために新居へ通いながら「秋の野遊び」を楽しみました。

庭には大きな栗の木があって、毎日ポトポトと栗が落ちてくるので栗拾いをしています。トゲトゲした中からぷっくりと大きな栗がたくさん出てくるのが面白くてまるで宝探しのよう。収穫した栗は虫抜きをして、野菜室で熟成しています。熟成が終わったら、栗ごはんを炊いたり、お菓子作りが得意な友人にプレゼントしたりしてモンブランにしてもらおうと企んでいます。ふふふ。

写真提供:高根恭子
写真提供:高根恭子

葉っぱも少しずつ赤や黄色に染まりはじめています。太陽の光に透けると鮮やかな色がいっそう際立ち、思わず見入ってしまいます。

写真提供:高根恭子
写真提供:高根恭子

さらに森や庭を散策してみると、季節の移ろいを感じさせてくれる花が咲いていました。

彼岸花は「お見事!」と拍手したくなるような咲き誇りっぷり。彼岸花は毎年必ずお彼岸の時期にスクッと咲き出すので感心してしまいます。

写真提供:高根恭子

夏の終わりに咲く、百日紅も楽しめました。枝の伸び具合が自由奔放で気持ちよさそう。花びらも小さいけれど華やかで、花器に生けてもかっこよくまとまるのでお気に入りの花のひとつです。

写真提供:高根恭子
写真提供:高根恭子

ニラの花はレースフラワーのようで、愛らしい姿をしています。茎に鼻を近づけると、きちんとニラの香りがするのもなんだか不思議です。

写真提供:高根恭子

雑草がわんさか生えているところを観察していると、紫陽花みたいな小さな花を発見しました。なんとかわいいんでしょう。調べてみたら「ランタナ」という花みたいなのです。へぇ、またひとつ、勉強になりました。

写真提供:高根恭子

庭の金柑もしっかり実をつけはじめていました。今年は金柑シロップや甘露煮、ジャムなどをたくさんつくり、サラダやお肉を煮込むときなど料理にもいろいろ使えたらいいなぁと妄想が膨らみます。

写真提供:高根恭子

見て、嗅いで、触れて、味わって。
大地で育った豊かな実りをいただけることに感謝しながら、今年も秋を存分に満喫したいと思います。

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高根恭子

うつわ屋店主
神奈川県出身、2019年に奈良市へ移住。
好きな季節は、春。梅や桜が咲いて外を散歩するのが楽しくなることと、誕生日が3月なので、毎年春を迎えることがうれしくて待ち遠しいです。奈良県生駒市高山町で「暮らしとうつわのお店 草々」をやっています。好きなものは、うつわ集め、あんこ(特に豆大福!)です。畑で野菜を育てています。

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