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入学式・入社式

暦とならわし 2020.04.01

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こんにちは、エッセイストの藤田華子です。

今日から4月!新年度がスタートします。
新入生の皆さん、新社会人の皆さん、おめでとうございます。

実は入学式や入社式が行われるこの時期について、長年疑問に思っていることがあるんです。1年の始まりは1月1日の元旦なのに、新年度の始まりはどうして4月なんだろう?

調べてみたら何やら面白い。
そもそも「年度」とは、ある目的のために定められた1年間の区切り方のこと。業界によって、いくつものバリエーションがあるそうなんです。
たとえば私たちに馴染み深いのは、学校で学年の切り替わりを目的にした「学校年度」や、官公庁が予算をまとめる「会計年度」。
このほかに、10月~翌9月を区切りにした「砂糖年度」、7月~翌6月を区切りにした「麦年度」、7月~翌6月の「羊毛年度」などなど、農作物の都合によってさまざまなパターンが存在するんですって。
4月だけが、年度始めというわけではないんですね。

今年の「学校年度」は何かと不安が多い時期と重なってしまい、3月の卒業式、4月の入学式、入社式を執り行うのが難しい学校、会社も出てきてしまいました。とつぜん慣れ親しんだ空間を離れることを余儀なくされた寂しさを思うと心が痛みますし、入学式や入社式といった未来を語らう行事が中止になる不安は大きいこととお察しいたします。

こんなときこそ私は、いつもより丁寧に「おめでとう」を伝えるようにしています。たとえば親戚や、友人の子どもへ。「入学おめでとう」「お仕事頑張ってね」と電話で話したり、SNSにアップされた写真に「もう小学生なのね!楽しい毎日を!」とコメントしたり。お手紙や花を送ったり。
たとえ集うことが難しくても、それぞれの場所で笑顔の花を咲かせることができたら、みんなで集まるときに花を持ち寄って花束を作れるかもしれない。本来、卒業式、入学式、入社式に渡されるはずだった花束を、違ったかたちで届けられればと、そんな祈りを込めています。

これから背が伸びることを見越してオーバーサイズで誂えた制服は、入学式ではブカブカで。そんな制服を身に纏った新入生や、慣れないスーツに緊張している新社会人の皆さまが、穏やかで明るい未来を歩んでいけますように。
改めて、おめでとうございます!

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藤田華子

ライター・編集者
那須出身、東京在住。一年を通して「◯◯日和」を満喫することに幸せを感じますが、とくに服が軽い夏は気分がいいです。ふだんは本と将棋、銭湯と生き物を愛する編集者。ベリーダンサーのときは別の名です。

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