こんにちは。暦生活編集部です。
今日は大晦日のお話をお届けします。今年最後の「今日の読み物」ですね。
一年の締めくくりであり、新しい年の始まりでもある大晦日。
「三十」と書いて「みそ」と読みます。「みそか」とは月の終わりの「三十日」のこと。旧暦では31日はなかったので、30日、もしくは29日がその月の終わりでした。
年神さまをお迎えするために、大晦日の夜は寝ずに過ごすことが昔のならわしだったそうです。今でも、この日は寝ずに新年を迎える人が多いですね。
大晦日に食べるものは地方によってさまざま。その中でも「年越しそば」をいただく方が多いのではないでしょうか。
このならわしは、江戸時代の中頃からはじまったと言われています。江戸商人の知恵から始まったならわしが、今も多くの人に親しまれている。よく考えると、これはすごいことですね。私も、この年越しそばが、一年最後のちょっとした楽しみになっています。
大晦日のならわしでは、「除夜の鐘」も有名ですね。除夜とは大晦日の夜のことを言います。日付が変わる深夜0時をはさみ、お寺で108の鐘をつきます。鐘の数には諸説あるようですが、人間が持つ108の煩悩を鐘の音で打ち消すとも、月の12、二十四節気の24、七十二候の72を足した数で、1年をあらわすともいわれています。除夜の鐘については以前、僧侶の小島杏子さんが書いたコラムがありますのでよかったら読んでみてください。
大晦日にその年最後の掃除をすることを「掃納」(はきおさめ)といい、お正月の準備の締めくくりになります。また、大晦日に入るお風呂は「年の湯」(としのゆ)。新年を迎えるための禊(みそぎ)の意味があるそうです。そんな意味合いを知ると、その時間に少しだけ「豊かな」が生まれるような気がします。
暦生活は、今年も無事に「今日の読み物」を続けることができました。これもひとえに、いつも読んでくださるみなさん、素敵な読み物を書いてくださるライターのみなさん、支えてくれる周りの仲間のおかげです。
本当に、いつもありがとうございます。
関わってくださる全ての方々へ、感謝の気持ちでいっぱいです。
暦生活を立ち上げたとき、「日本の季節や旬のものを楽しめる大人になりたい」と思ったこと。
子どもが生まれたとき、「家族にも伝えていけるようになりたい」と感じたこと。
そして、「日本の季節を楽しむ暮らし」をみなさんと共有したいこと。
その気持ちを忘れずに、これからもみなさんとともに暦生活を続けていきたいと思っています。
きっと今日も良い一日になります。穏やかな気持ちで大晦日を過ごせたらいいですね。
良いお年をお迎えください。

