おはようございます、こんにちは。編集者の藤田華子です。
冬の寒空の下、温かなスープやシチューが恋しくなる季節ですが、そんな今日1月22日は「カレーの日」なんです。いつ何時も私たちの食欲を刺激するカレー。今日はいっそうスペシャルな存在として注目しちゃいましょう。

まず1月22日が「カレーの日」とされる理由を探りましょう。それは1982年に遡ります。社団法人全国学校栄養士協議会が、1月24日〜1月30日の”学校給食週間”が始まる前に、子どもたちに好まれているカレーを全国の学校給食メニューとして提供しないかと呼びかけたことにちなんでいます。いまや給食でも好きなメニューの上位に挙がるカレー。現在も、食品メーカーがキャンペーンをして盛り上げるなどして、この記念すべき日を祝う動きがあります。

日本の国民食ともいわれるカレーですが、ルーツはご存知、インドです。カレーライスはインド料理がイギリスでアレンジされたもので、日本で独自に進化し、カレーを米飯にかけて食べるスタイルになりました。昔ながらの「いわゆるカレー」とは違い、今ではカレーうどんやカレーパン、カレー鍋など、様々なバリエーションが楽しめるように。
ちなみに、東では東京の下北沢と神保町、西では大阪が、カレー激戦区として人気です。私も大好きでよく食べ歩きをするのですが、一番好きなお店のカレーは、食べた瞬間にぱああぁっと、宇宙を感じたことを忘れられません。

「宇宙?そんな大袈裟な!」と思うかもしれませんが、咀嚼するたびにさまざまなスパイスが口のあちこちで化学反応を起こし、そのバランスが絶妙で、たったスプーン一杯を口に入れただけなのにとんでもない広がりを見せる…青天井の美味しさは、私に、どこまでも広がる宇宙を思わせたのです。
小さなお店なので店名は伏せますが、作り手の哲学をあんなに色濃く反映できるのはカレーという食べ物のおおらかさがあるからだと感心し、カレーの奥深さに胸を打たれた経験でした。

そう、カレーはアレンジや秘伝のレシピを語るのもまた楽しいのです。祖母が作るカレー、友達の家で食べたカレー、キャンプのカレー、そして自分だけのオリジナルカレー…それぞれに個性が光ります。私の家は、母がお肉が苦手で、ツナが入ったシーフードカレーがメインでした。さっぱりしていながらもツナの旨みがあり、いまも食べたくなる懐かしい味です。
みなさんの好きなカレーは、どんな味ですか。考えていたら、食べたくなってきたでしょう?ぜひ今日は、カレーを存分にお楽しみください!

藤田華子
ライター・編集者
那須出身、東京在住。一年を通して「◯◯日和」を満喫することに幸せを感じますが、とくに服が軽い夏は気分がいいです。ふだんは本と将棋、銭湯と生き物を愛する編集者。ベリーダンサーのときは別の名です。
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