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雪の花ゆきのはな

旬のもの 2020.12.24

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こんにちは。気象予報士の今井明子です。

地方によっては、雪の便りが届くところもあることでしょう。
雪がひらひらと降ってくる様子は、まるで花弁が散っているかのようですね。その様子のことを「雪の花」といいます。なんとも素敵な言葉です。

雪がもし、黒い手袋やニットの上に降った場合、よ~く見ると雪の結晶を観察することができます。

雪の結晶と聞いて思い浮かべるのは、「アナと雪の女王」だったり、雪印の模様だったりする人が多いかもしれません。

ただ、雪の結晶はあの六角形で枝のついた華やかな形だけとは限りません。針のような形をしていたり、六角形の板のような形をしていたりすることもあります。

なぜ、こんなにいろいろな形をしているのでしょうか。それは、雪の結晶ができる際の気温と水蒸気の量で形が決まるからです。

だいたいマイナス10~20℃の空気では雪の結晶は板のように横に広がります。そして、それより冷たかったり暖かかったりすると、縦方向に伸びていきます。また、水蒸気量が多いと枝分かれしていくことがわかっています。

雪を研究していた物理学者の中谷宇吉郎博士の名言に「雪は天から送られた⼿紙である」という言葉があります。この言葉は、雪の結晶を見れば、その雪を作った空気の状態がわかるということなのです。

雪が降ったら、ぜひ雪の結晶に注目してみてください。いったいどんな空でできたのかを想像してみるとわくわくしますね。

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今井明子

サイエンスライター・気象予報士
兵庫県出身、神奈川県在住。好きな季節はアウトドア・行楽シーズンまっさかりの初夏。大学時代はフィギュアスケート部に所属。鯉のいる池やレトロ建築をめぐって旅行・散歩するのが好き。

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