こんにちは、和菓子女子のせせなおこです。
白いお団子にこんがりとした焼き目、そこにかかるキラキラと光る黄金のタレ。あー、想像しただけでよだれが…!!!豆大福が大好きな私ですが、同じくらい好きなのがみたらし団子です。そして、みたらし団子を食べる時は必ず気合を入れて食べる、というマイルールがあります。
みたらし団子といえば、スーパーで売られている3本入りのパックに入ったものだとばかり思っていた私。東京の和菓子屋さんで出来立てほやほやのみたらし団子を食べた時、それはもうびっくりでした。もっちりとしたお団子は焼き目がついて香ばしく、湯気が立つあつあつのタレは滴るほどたっぷり。ほっこり甘い醤油だれに思わずにやり。
そして、お店の人の「賞味期限は23区内ね!」という独特な表現にも感動。お餅は早く食べないと固くなってしまう、というのをこんなユニークに伝えてくれるなんて。だんご愛が素晴らしいなぁと感激し、それ以来、みたらし団子は買ったらすぐに食べられるシチュエーションのときに、気合を入れて買うようになりました。
たかが串だんご、されど串だんご。一度食べたものの心を虜にする、そんな魔法がみたらし団子にはあるようです。そういえば、みたらし団子はいつ始まったんだろう?ふと疑問に思ったある時、発祥が京都だということを知り、早速訪ねてみることにしました。
たどり着いたのは京都の下鴨神社。みたらし団子がうまれたのはなんと神社の境内なんです。平安時代、下鴨神社では土用の丑の日、境内にある御手洗池(みたらしいけ)に足を浸し、無病息災を祈る「足つけ神事」が行われていました。この行事は今も夏の風物詩として親しまれているんだそう。
この御手洗川はいつもは水が流れていないのですが、土用が近づくと水が湧き出るとされ、その泡の形をかたどったのがみたらし団子といわれています。泡がだんごに見えるだなんて思いついた人はきっと食いしん坊だったんだろうな、と勝手に想像してちょっと嬉しくなってしまいます。
下鴨神社の近くの「加茂みたらし茶屋」では、5つのお団子が串に刺さっているのですが、1つめが他の4つのだんごと離れているというちょっと変わったスタイル。じつはもともとみたらし団子はこの形だったらしく、頭と体を表していて、厄除け人形として神前に供えられていました。「加茂みたらし茶屋」では発祥の地として、今も当時のままの形で提供されています。
ようやく待ちに待った春がやってきました。花より団子といいますが、欲張りな私は花もだんごも大好きです。みたらし団子を片手に、春を探しにお散歩に出かけようかな。
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