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カワハギ

旬のもの 2021.10.31

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秋も深まり夜寒を覚える季節になってきましたね。
みなさまはいかがお過ごしでしょうか。

今回は「カワハギ(皮剥)」をご紹介いたします。

カワハギといえば、スーパーの鮮魚コーナーで見かけることも多いのではないでしょうか。
ひし形のような体形をしており、なんとも可愛らしい顔が特長的ですね。
元をたどればフグの仲間ですが、毒はありませんので安心して食べられます。
身質は脂肪が極端に少ない白身で、張りのある独特の食感は一度味わうと忘れられません。

そしてカワハギといえば肝の存在も忘れてはいけません。秋から冬にかけてエサをたくさん食べることで肝が大きくなり、脂肪をたくさん蓄えるようになります。
濃厚で甘味が強い肝を醤油に溶かした「肝醤油」につけていただく刺身は、今からの時期にしか食べられない極上の味といえるでしょう。

ときおり日本の海に大量発生するエチゼンクラゲという超大型のクラゲをご存知でしょうか。
このエチゼンクラゲが大量発生すると漁師さんが仕掛けた網に入り込み、他の魚を毒針で刺して殺してしまいます。

そんなエチゼンクラゲの天敵となるのがカワハギです。カワハギはさまざまなエサを食べながら生活していますが、一番の好物がクラゲなのです。
漁師さんの強い味方であり、食卓に並ぶ魚の価格高騰を防いでくれる庶民の味方ともいえますね。
鮮魚コーナーで見かけた際には、ぜひ一度手に取ってみてください。

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吉村良太

コンテンツエディター・釣りと料理が好きな会社員
好きな季節は実りの秋。心地よい気温や澄んだ空気、そして冬を前にした哀愁もたまらなく好きです。魚は冬を乗り越えられる脂肪を蓄えるために荒食いをする季節でもあります。旬の魚に興味を持っていただけたら幸いです。

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