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ポインセチア

旬のもの 2021.12.24

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こんにちは。俳人の森乃おとです。
クリスマスが近づくと街にはポインセチアの鉢植えが並び、祝祭への胸の高鳴りを感じさせてくれます。

茎頂部の葉が鮮やかな赤に染まったポインセチアは、イエスキリストが人類の贖罪(しょくざい)のために流した血の色を連想させることから、クリスマスになくてはならない花として、クリスマスフラワーとも呼ばれます。また、色づいた葉がまるで大きなバラの花のように見えるので、ウインターローズという別名もあります。

キリストの血とベツレヘムの星

ポインセチアはトウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木です。原産地はメキシコおよび中央アメリカの山地。樹高は鉢植えだと10~60㎝ぐらいに抑えられていますが、原産地では3~5mぐらいになるそうです。

葉は楕円形で薄く、茎に交互につきます。しかし、花を包んで保護している葉は、形は同じなのに、5枚ずつ2層の輪生になっていて、苞葉(ほうよう)と呼ばれます。この10枚の苞葉は花期が近づくと真っ赤に染まり、大きな1つの花のような外観を呈します。
本当の花の方は、著しく退化していて花弁もなく、10~25個のクリーム色や緑色の可愛らしい粒状の集まりになっています。

ポインセチアの花期は12~2月と長く、苞葉はクリスマスから新年をはさみ、10~3月ぐらいまで美しく色づきます。そして真上から見ると、出現するのが「ベツレヘムの星」。苞葉の重なりは、キリストの誕生を東方の三博士に教えたという、八方に光を放つ星(八芒星=はちぼうせい)のように見えてきます。

原産地のメキシコでの名前は「クリスマス・イブの花」

苞葉の色は、原種ではすべて赤。近年は品種改良によって、ピンクやクリーム、白などとカラフルになり、プリンセチアという新しい品種名までつけられています。
スペインの植民地で、カトリックが浸透した原産国メキシコでの名前は「フロール・デラ・ノーチェブエナ」。スペイン語で「良き夜(ノーチェブエナ=クリスマス・イブ)の花」という意味です。

キリストの血を思わせる赤い苞葉と、永遠の生命を象徴する緑の葉との強いコントラストこそが、ポインセチアの魅力であり、カトリックの宣教師たちを喜ばせたのだと思います。

日本には明治中期に渡来

ポインセチアは1820年代に米国に伝わり、日本には明治中期に渡来しました。
米国に伝えたのは初代駐メキシコ公使で、医師・植物学者・政治家だったJ.R.ポインセット(1779-1851年)です。彼がメキシコ南部の銀山の街・タスコで見つけ、本国に送った植物の美しさが評判になり、その名前を冠してポインセチアと名づけられました。
ついでに言うと、彼はその後、陸軍長官に任命され、フロリダの先住民に対する大規模な封じ込め作戦の指揮を執りました。ポインセチアの赤い色には、キリストの血だけでなく、アメリカ先住民の血の色も混じっているのかもしれません。

ポインセチア 愛の一語の 虚実(きょじつ)かな――角川源義(かどかわ・げんよし)

ポインセチアの花言葉は「聖夜」「聖なる願い」「祝福する」「私の心は燃えている」など。「愛」の象徴であるかのように緋色に輝くポインセチアにふさわしい花言葉です。ポインセチアの小型の鉢植えをつくる技術が米国で開発され、日本でも普及したのは1970年代になってから。俳句では仲冬(旧暦11月)の季語とされています。

角川書店の創始者・角川源義(1917-1975年)の俳句には、「愛」と呼ばれる言葉に含まれる嘘を見据えながらも、やはりわずかな「実(まこと)」を求めてしまう人間の寂しさ、諦め、そして祈りが込められているように思います。

ところでポインセチアにはショウジョウボク(猩々木)という和名もあります。「猩々」はオランウータンの別名とも、顔が赤い空想上の動物ともいわれますが、現在ではほとんど使われず、英語名のポインセチアが通名となっています。

ポインセチア

和名 ショウジョウボク(猩々木)
学名  Euphorbia pulcherrima
英名 Poinsettia
トウダイグサ科トウダイグサ属の常緑低木。メキシコ、中央アメリカ原産。 花期は12~2月。花を保護する苞葉が、クリスマスカラーの赤に染まるので、クリスマスフラワー、ウインターローズという別名も。

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森乃おと

俳人
広島県福山市出身。野にある草花や歳時記をこよなく愛好する。好きな季節は、緑が育まれる青い梅雨。そして豊かに結実する秋。著書に『草の辞典』『七十二候のゆうるり歳時記手帖』。『絶滅生物図誌』では文章を担当。2020年3月に『たんぽぽの秘密』を刊行。(すべて雷鳥社刊)

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