今日の読み物

お買い物

読み物

特集

カート内の商品数:
0
お支払金額合計:
0円(税込)

二十四節気の味わい暦|白露はくろ

二十四節気と七十二候 2026.09.07

この記事を
シェアする
  • X
  • facebook
  • B!
  • LINE

◎白露 9月7~22日

炊きたてごはん 塩むすび まぐ茶 海苔巻き おこわ ふりかけごはん

新米

九月の上旬は、二百十日、二百二十日、と雑節にもあるように台風の襲来に気をつけたい時季です。このごろは夏前から台風が発生するので、時期の目安も変わってきていますが。備えはしておくに越したことはありません。

さて、白露とは、草に降りるしらつゆのことです。朝、草の葉に宿る露を目にして秋の趣を感じる、そんな節気。いつのまにか、秋の虫の声も聞こえています。昼間の気温の高さも、なんとか耐えられるくらいにはなってきました。

9月になると気になってくるのが新米です。さあ、今年の収穫はまずまずといったところでしょうか。新米の便りがいつ届くかと、そわそわ待ち遠しいことではあります。

我が家の米櫃はガラスのジャー。お米5キロがちょうどはいります。お米を買ってこのジャーを満杯にするたび、気持ちの高揚を禁じ得ません。そして幸福感に包まれます。我が厨房に、お米がたっぷりある安心感。

米櫃にお米を入れたら、鷹の爪を何本か入れて虫除けに。虫除けの効果はよくわかりませんが、白いお米に真紅の鷹の爪がアクセントになって美しい。それだけでも、入れておく価値はあると思っています。

お米はお米でも、新米を米櫃に満タンにするのはこの上ない喜びです。新米を食す初回は、慎重に水加減をしてピカピカと光り輝くご飯を炊きましょう。新米を味わうにはおかずなんていりません。海苔か梅干しか、削り鰹でもちょこっとあれば十分です。

どんぶり飯でガバガバいくか、あるいは小さいお茶碗でお代わり何度もするのもいいな。この季節だけしか味わえない新米。まずは心ゆくまで、お腹いっぱいになるまでいただきます。

文・イラスト 平野恵理子

この記事を
シェアする
  • X
  • facebook
  • B!
  • LINE

平野恵理子

イラストレーター、エッセイスト
1961年静岡県生まれ。著書に『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『歳時記おしながき』『こんな、季節の味ばなし』ほか多数。好きな季節は、季節の変わり目。現在は八ヶ岳南麓在住。

記事一覧