こんにちは。和菓子コーディネーターのせせなおこです。
気持ちがいい秋晴れの日、散歩の途中にふらっと立ち寄った神社で着物姿の小さな女の子とその家族に遭遇。「あぁ、もうそんな時期かぁ!」と七五三を思い出しました。

七五三はもともとそれぞれの年齢で行う別々の行事でした。
「髪置きの祝い」では3歳を機に髪を伸ばし始め、「袴着の祝い」では5歳になった男の子が初めて袴をはき、「帯解き」では7歳の女の子が大人と同じ幅の広い帯を結び始めました。 また、奇数を縁起の良い数字とする中国の影響を受けている、という説もあるんだそうです。

きっとなんのお祝いかはまだわかっていないけれど、とびっきりかわいくおめかししてもらった女の子はとってもご機嫌で、ぴょんぴょんと辺りを飛び跳ねています。その姿がそれはもうかわいくて、ついついこちらまで笑顔になってしまいました。
そんな女の子が手に持っていたのは「千歳飴(ちとせあめ)」。七五三の定番ではあるものの、そういえば詳しくは知らないなぁ、と思い調べてみることにしました。

千歳飴は七五三には欠かせない縁起菓子。江戸時代、東京・浅草の飴屋さんが売り出し、流行したとされています。もともとは千年飴という名前だったそうで、千年という長い期間、つまり長生きを願うとされ、飴自体の形もこれに習って細長い形になっています。ちなみに、千歳飴の長さは最長1メートルまでと決められており、太さも15ミリという制限があるそうです。そんな決まりがあるだなんて…びっくり!
今までは紅白セットの飴が一般的でしたが、最近ではカラフルなものや、パステルカラー、ポップなデザインのものまで種類豊富な千歳飴が販売されています。

大人になると全く関係ない、と思っていた千歳飴。しかし、子供に限らず、むしろ歳を重ねるほど長く健やかに過ごしたい想いは強くなるのではないでしょうか。今年は大事な人に千歳飴を送ってみるのも悪くないかも。そうしたらきっと驚くだろうな…。

そんな風に日常を楽しみながら日々を重ねていきたいものです。
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