こんにちは、和菓子女子のせせなおこです。
春といえば和菓子が主役の季節。とりわけ花見団子は春を代表するお団子の一つです。お団子といえば他にもみたらし団子やあんだんご、草団子など、種類が豊富。最近ではあんこの上に生クリームやフルーツがトッピングされたものも見かけるようになりました。
小さい頃、近くのお菓子屋さんにおつかいに行った時、「ご褒美に好きなものを一つ買っていいよ」と言われていつも磯部団子とみたらし団子を買っていたのを思い出します。(今考えると1つではないのですが、ケーキの1個と比べるとお団子は2本でも安かったゆえ許されていたのでしょう…)
そんなお団子の起源を辿ると、最初の始まりは「醤油団子」といわれています。もともと団子は神様へのお供物としてつくられていました。蒸したお団子をお供えし、硬くなったものを焼いて醤油をつけて食べていたそうです。
大学生の時、散歩をしているとお団子屋さんを見つけ、「東京にはお団子専門のお店があるの!?」と大興奮。いつも食べていた馴染みのあるみたらし団子と磯部団子、そして初めてみる醤油団子。初めてのものを食べてみたいという好奇心で醤油団子を頼むと、甘くないお団子が出てきてびっくり。甘くないならみたらし団子にすればよかった…と少し後悔した苦い思い出があります。
いわれてみると醤油団子なので甘くないのは当然なのですが、しかしとても香ばしく、後から考えると美味しいお団子だったなと懐かしく思えるように。残念ながらそのお店は閉店してしまい、寂しい気持ちもありつつ、もう食べられないからこそ愛おしさが増すような...。そんな気持ちを教えてくれたお店で、とてもいい思い出になりました。
4月に入り、新しい生活が始まった方も多いのではないでしょうか。私は頑張るぞ!と気合を入れる時は豆大福、そわそわした気持ちを落ち着かせたい時はお団子、と決めています。特に甘くない醤油団子や磯部団子はおやつではなくちょっとした軽食にもなるので食べるだけで自然と元気が出てきます。団子パワー、和菓子パワーに力を借りながら新しい日々をゆっくり過ごしていきましょうね。

