こんにちは、昆虫写真家の村松です。
今回は日本のクワガタムシの中でも人気の高いヒラタクワガタを紹介します。
ヒラタクワガタの魅力は、何と言っても強靭な大アゴです。
大型のものになると、挟まれたらとても痛そうな立派な大アゴを持っています。
ちなみにクワガタのハサミはアゴと表現されます。
口の部分が発達したものだからです。
カブトムシなどはツノなので、発達の仕方が全く異なります。
この大アゴが発達しているのはオスだけで、メスは小さなアゴを持つだけです。
とはいえ、短い大アゴでもペンチのように力強く木に穴を開けることもできるので、うっかり挟まれないように気をつけましょう。
クワガタのメスは種類が違っても形が似ているので、慣れないと見分けは難しいです。
かなり小さなメスもいるので大きさで判断することはできません。
生息地の近くの場合は、玄関の明かりにやってくることもあります。
背中のツヤや前脚を見て判断しますが、詳しくないと少し難しいかもしれません。
ヒラタクワガタは、日本各地に分布し地域によって特徴が異なってきます。
大アゴが長く発達したツシマヒラタクガタや、太めでがっしりした印象のサキシマヒラタクワガタなどがいます。
これも愛好家から人気のあるポイントですね。
更には海外にも生息していて、日本で見られるものよりかなり大型のものが多いです。
フィリピンのパラワン島に生息する個体は特に大型で、パラワンオオヒラタクワガタとしてペットショップなどでも売られています。
ヒラタクワガタは気性が荒いものが多いこともあり、体長の大きさも相まって世界最強のクワガタムシとの呼び声も高いです。
日本では、都市部の公園でも雑木林などがあれば生息していることも多いので、身近なクワガタムシでもあります。
少しコツはいりますが、育ててみれば他のクワガタと同じようにブリードすることもできますのでペットとしてもおすすめです。
カブトムシなどもそうですが、幼虫は成虫と全く姿が違います。
成長に合わせて住む環境が大きく変わる生き物で、観察していてもこの幼虫がたくましい成虫に変身する姿は感動ものです。
我が家では、昨年公園で見つけたヒラタクワガタの採卵に成功しました。
そのサナギがちょうど成虫になるのを待っているところです。
どんな成虫になって出てくるのか、今か今かと楽しみにしています。
日本の昆虫を撮影し、その魅力を紹介するWebメディア「ムシミル」を運営しています。ブックレットの制作もしているのでムシミルで検索してみてください。
写真:村松佳優
※日本の昆虫を撮影し、その魅力を紹介するWebメディア「ムシミル」を運営しています。ブックレットの制作もしているのでムシミルで検索してみてください。

村松佳優
昆虫写真家
滋賀出身、大阪在住。新しい命が芽吹き、生き物が活動を始める春が好きです。昆虫の散策や観察が好きで、見て、驚き、感動したことをWebメディア「昆虫写真図鑑ムシミル」に載せています。多くの人にその面白さや美しさが届けば嬉しいです。
