「そぞろ旅」と題して、ゆかりのある場所を訪ね歩くシリーズを始めました。
今回の旅は、丹波焼をめがけて。
日本六古窯のひとつとして、丹波焼は800年以上も人々の生活を支えてきました。昔ながらの純朴さを備えた器はぬくもりを感じさせます。
暦生活からもうすぐ発売される商品も、丹波篠山の地でつくられる丹波焼の器。
そんな丹波焼の生まれ故郷に行って、その魅力を探りたいのです。
もちろん、観光も。
昇陽窯さん
がたごとがたごと、大阪から電車でのんびり向かう先は兵庫県の丹波篠山です。
高くそびえるビル街を抜けて、住宅地を抜けて、トンネルを抜けると、辺りは一面水々しい緑の世界。
田植えを終え水が張られて、苗が気持ちよさそうに風にそよぐ早苗田。
梅雨の恵みでたっぷり潤い、濃淡の緑が滴るような丹波の山々。
目的の相野駅ホームに降り立って、すうっと息を吸い込むと、爽やかな夏の空気が胸いっぱいに広がります。
まず向かったのは、ビアカップと一輪挿しをつくってくださる昇陽窯さん。
新商品について、インタビューをさせていただくことになっています。
お店と工房を兼ねた昇陽窯さんの建物に足を踏み入れるなり、棚いっぱいに並んだカラフルな器たちに目を奪われます。
目が覚めるような碧色、思わず目が引きつけられてしまう柚子色…。
大小の器がそれぞれに「こっちを見て」と言わんばかりに、勢揃いしています。
一つ一つ手にとってじっくり眺めたいところですが、インタビューが控えているので、はやる気持ちを抑えて、窯元の大上裕樹さんにご挨拶。
とっても気さくにお店と工房を案内してくださいました。
あちらこちらに見所があって目のやり場に困りませんでしたが、特にびっくりしたのは、2階の展示と、窓からの景色。
ほっこりカラフルな一階とは雰囲気が打って変わって、2階に並んだ器はぐっとスタイリッシュ。
コンクリートと木材を基調とした什器によく馴染む、シックな品々が気高く佇んでいました。
窯元の大上裕樹さんにお聞きすると、2階の器は大上裕樹さん個人としてつくられているのだそう。
頻繁に展示替えをされるそうで、次に行く楽しみもありますね。
そして、息を飲むほど美しかった2階の窓からの景色。
こんもりとした山々に、青々とした田んぼと、まるで日本昔話に出てきそうな山里風景が広がっていました。
ちょうど雨上がりで、山も田んぼも彩度が高く見えました。
こんな素敵な場所でつくられる器が、ほっこりとした風合いになるのも納得です。
一通り見せていただいた後は、インタビューの時間です。
インタビューの内容について、詳しくは「そぞろ旅〜兵庫県丹波篠山の旅|第2回」で配信しています。
よければご覧ください。
陶の郷
大上さんにお別れを告げて次に向かったのは、「立杭 陶の郷」。
丹波焼の50軒以上の窯元作品が一堂に会していると、大上さんにご紹介していただきました。
建物内に入ると、お聞きしていた通り窯元さんごとに作品がずらりと並んでいます。
いかにも伝統的で重厚な趣きのものもあれば、北欧風にカラフルなものも。
ひとくちに丹波焼と言っても、それぞれにオリジナルの特徴があって、知れば知るほど奥深く感じられます。
帰り際には、綺麗に咲いているガクアジサイも見つけました。
一緒に行った暦生活メンバーの方から、日本の固有種はガクアジサイで、こんもりした紫陽花はヨーロッパで品種改良されたものが逆輸入されたものだと教えていただきました。
まだまだ知らないことだらけです。
たまごかけごはん
お昼ご飯は「たまごかけごはん玉の助」さんで、たまごかけごはん定食と卵焼き、それから唐揚げをいただきました。
机の上には平飼いたまごが籠に盛られていて、1定食につき4つまで食べて良いことになっていました。
濃厚な味わいがなんとも美味しい卵で、ついもう1つと手が伸びて、合計3つも食べてしまいました。
卵焼きはふわふわで、唐揚げはさくさく。
お腹も心もすっかり満たされました。
旅の昼下がり
午後は丹山窯さんにご挨拶に伺ってから、篠山城大書院に行って、それから城下町でお土産を買って帰る予定です。
少し早めに丹山窯さんへ向かう途中、立杭登窯(たちくいのぼりがま)を発見。
立杭登窯は明治28年(1895年)に築窯された丹波焼最古の登り窯で、全長47メートル、9つの焼成室を持ちます。兵庫県の重要有形民俗文化財にも指定されています。
残念ながら焼成の時期ではなかったので稼働している様子は見られませんでしたが、がっしりとした外観から窯焚きの力強さはどれほどかとうかがわれます。
丹山窯さんに向かうと、出迎えてくださったのは森本祐介さん。
親子で丹波焼をつくっていらして、森本祐介さんは息子さんです。
丹山窯さんへは秋にまた伺う予定で、詳しいお話はまたその時にさせてくださいね。
今回は、ちらっとだけ丹山窯さんの雰囲気をお届けいたします。
篠山城 大書院
さて、そんなこんなで日も傾き始めてきたので、急いで篠山城大書院へ。
車で30分ほど走らせると、観光サイトで見たのと同じ、それらしき建物が。
一緒に行った暦生活メンバーのご友人・藤本有香さんが、お仕事の合間を縫ってわざわざ案内してくださいました。
大書院は、天守のない篠山城の中核をなす建物で、木造住宅建築としては非常に規模が大きく、現存する同様の建物の中では京都二条城の二の丸御殿遠侍に匹敵するのだそう。
建物内は屏風や地元の方がつくられた鎧など見所満載で、内装も荘厳でありながら華美に過ぎない絶妙な建物でした。
案内してくださった藤本さんによると、大書院の裏と、篠山城の裏側から見た石垣もおすすめとのこと。
大書院を出て裏に回ってみると広々としていて、丹波の山々と空を堪能できる素敵なスポットでした。
石垣も、一体どのようにして積み上げたのだろうと不思議になるほど、きっちりとしていて印象的でした。
まとわりついている蔦も青々としていて、良い味を出していました。
秋には紅葉して、夏とはまた違う美しさがあるのでしょうね。
風情豊かな城下町
篠山城を出て、散歩がてら城下町にお土産探しに。
丹波篠山といえば、黒豆が有名。
藤本さんによると、丹波篠山の畑のほとんどは黒豆畑なのだとか。
なんだか懐かしさを覚える町並みを歩いて、黒豆の老舗である「小田垣商店」さんへ。
黒豆はもちろんのこと、豆菓子や黒豆茶、あんこ、ぜんざい、水羊羹などなど、魅力的な黒豆商品がたくさんありました。
お土産には、「やわらかしぼり豆」を買って帰りました。
少しだけ、皆さまにも「おすそわけ」できればと思います。参加方法をページの最後に書かせていただきましたので、ぜひご参加ください。
あちこちの目的を果たして帰りの駅に着くと、なんと次の電車は30分後。
忙しない日々の中ゆっくりできるのも悪くないと、ホームの待合室に座ると、ちょうど斜陽がさしかかって、ホームが陽だまり色でした。
まったり電車を待ちながら、旅の余韻に浸る幸せな時間を過ごせました。
旅のこぼれ話
丹山窯さんに向かう途中、道を探そうと立ち止まっていると、kamanjyo(かまんじょ)の田代沙織さんが声をかけてくださいました。
Kamanjyoは、丹波焼の案内所。
丹波焼のこと、里のこと、窯元さんのこと…。
散策の前に立ち寄ってみると、きっと素敵な発見があるはずです。
※写真は掲載許可をいただいております
お土産の「おすそわけ」
やわらかしぼり豆
兵庫県の豊かな自然が育んだ大粒の「丹波黒大豆」を丁寧に炊き上げ、ふんわり食感の薄甘納豆に仕上げた人気の豆菓子です。
令和2年「五つ星ひょうご」にも選ばれた逸品で、しっとり、ふわっとした口あたりと、丹波黒大豆ならではの深いコクと風味、上品な甘さが魅力なのだそう。
この「やわらかしぼり豆」を、少しだけ「おすそわけ」できればと思います。参加方法を下に書かせていただきましたので、ぜひご参加ください。
「おすそわけ」の参加方法
- 暦生活の公式X(@543life)をフォローしてください。
- この記事を読み、感想をXでポスト。その際、ハッシュタグ「#暦生活のそぞろ旅」を付けてください 。
- 2025年7月16日〜8月17日までにポストいただいた方の中から、抽選で5名様に「やわらかしぼり豆」をおすそわけ(プレゼント)いたします。
- 抽選により当選された方には暦生活の公式X(@543life)からダイレクトメッセージをお送りいたします。
当選された方には、商品発送のため、以下のフォーム(暦生活公式サイトの新規会員登録)よりご入力をお願いさせていただきます。(ダイレクトメッセージでもご案内いたします)
※商品の代金や送料は全て当社が負担いたします
※「やわらかしぼり豆」の賞味期限は2025年11月13日になります
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