こんにちは。暦生活編集部です。
今日は二十四節気の「芒種(ぼうしゅ)」についてのお話です。
ここ数日、朝にアジサイを見ることが日課になってきました。日に日に色づき、今年も梅雨がきたんだなあと季節の移り変わりを感じさせてくれます。
6月は祝日がなくて、カレンダーは黒い日付でびっしり。
ついついため息が出ますが、毎日少しずつ色づくあじさいのおかげで、毎年この季節がけっこう好きだったりします。
時間が経つのはほんとうに早くて、今年ももう6月。今年はすでにいろいろなことが起こりすぎているような感じですが、過ぎ行く時を大切にしないと、今年もすぐに終わってしまいそうです。
そんな中、二十四節気は今日から「芒種(ぼうしゅ)」になります。
芒種の「芒」は、稲などの穂先にある針のような突起の部分のことで、「芒(のぎ)」といいます。芒種は、稲を植え付ける季節のこと。ちょうど麦の収穫が終わり、田植えシーズンが本格的に訪れます。
芒種では、秋に生みつけられたかまきりの赤ちゃんが生まれたり、蛍が飛びはじめたり、梅の実が黄色く色づき梅仕事をはじめたり。天候は梅雨が訪れ、季節はまた新しい景色を見せてくれます。
芒種に訪れる七十二候のひとつに、「腐草為螢(くされたるくさほたるとなる)」があります。
蛍が飛びはじめる頃ですが、そろそろ見られるかな、と思い、先日、家から少し離れた草むらに蛍を見に行きました。
誰もいない静かな川の側で、暗闇の中を光り飛ぶ蛍はとても幻想的で、あとで思い返すと夢の中の出来事のようでした。数は少なかったのですが、そのうちの1匹が近くに飛んできてくれて、間近で見ることができました。今まで遠目でしか見たことのなかった蛍。きっと、この時の感動はずっと覚えていると思います。
二十四節気と七十二候は実際の季節とリンクしている部分がたくさんあり、知っているととても面白いと思います。蛍を見て、暦っていいなとあらためて思ったし、次はかまきりの赤ちゃんを見つけたい、梅干しづくりをしてみたい、とどんどん意欲的になれるような気がしています。
梅雨の時期は外に出るのもおっくうな気持ちになってしまいますが、自然と触れ合い季節を感じるのって楽しい!と思っていただけるような発信をしていけたらなあと思います。
※二十四節気(にじゅうしせっき)は、日本の1年を24等分し、立春からはじまり大寒で締めくくられる、約15日ごとに移ろう細やかな季節です。
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