こんにちは。暦生活編集部です。
今日は七十二候の「草露白(くさのつゆしろし)」についてのお話です。
夏の間はつけっ放しだった扇風機も、そろそろしまっても大丈夫かな?と思うほど、涼しい日や時間帯が多くなってきたように思います。近所の田んぼでは稲が穂をたらし、少しずつ色づいてきました。ここ数日、所々に秋を感じる瞬間が増えたような気がします。
暮らしにとけ込んだ細やかな季節である七十二候は、「草露白(くさのつゆしろし)」になりました。早朝、草に降りた露が陽の光を浴び、白く光って見える頃。昔の人は、露が白く見えることを、夏から秋へと移りかわる目印にしていたそうです。
「朝露が降りると晴れ」という天気のことわざがあるように、朝露はその日の天気を教えてくれます。晴れた日の秋の空は「爽やか」そのもの。空を見上げて深呼吸したら、自然と心が整っていくような気がします。
露は、空気中の水蒸気が冷やされ、水滴となったものが植物の葉などについたもの。
葉は水をはじく性質があるので、ほかのものよりも水滴が見えやすいそうです。
葉の他に蜘蛛の巣にも朝露が降りているのを見かけますが、朝日を浴びて光る蜘蛛の巣はとても美しく、どこか幻想的です。
朝露は夏の終わりから秋の早朝に見られますが、冬には水滴ではなく、氷になります。これを霜(しも)といいます。
「草露白(くさのつゆしろし)」は二十四節気「白露(はくろ)」の中にある七十二候。どちらも同じ初秋の様子を美しい言葉で表現した季節ですが、どこか涼しげで、これからやってくる本格的な秋の訪れを感じさせてくれます。
※七十二候(しちじゅうにこう)は、日本の1年を72等分し、季節それぞれのできごとをそのまま名前にした、約5日ごとに移ろう細やかな季節です。

