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花鳥でめぐる二十四節気/小雪しょうせつ

二十四節気と七十二候 2025.11.22

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◎小雪 11月22日~12月6日 「ツワブキとウソ」

街中ではまださほどの寒さも感じないでいるころですが、気づけば遠くの高い山には雪が積もっています。冷え込むのはまだこれから、なんて油断は禁物。あったかいお布団を干したり、厚い靴下もそろそろ出したりして、寒さへの備えをしておいた方がよさそうな、小雪の節気です。

裸木も目立ちはじめ、草の花がめっきり少なくなるこの季節、健気に咲いているのがツワブキの花。海辺の山に多い草ですが、内陸の山庭に植えても、元気な明るい黄色の花を咲かせてくれます。

葉の形がフキによく似ていて、この名がついたそう。つやつやとした肉厚の葉にはたくましさを感じます。年内いっぱいはよく咲いて、花を見るこちらを元気付けてくれることでしょう。

いっぽう、赤いほっぺの鳥はウソ。口笛で歌うようなさえずりが特徴で、見た目も愛らしい小鳥です。秋冬になると高い山から降りてきて、地域によっては平地で姿が見られるかも。サクラやウメの花芽が好き。枝にとまって花のつぼみをついばむ様子を見たら、ウソは可愛いけれど花芽がかわいそうで、複雑な気持ちになりそうです。

初冬の休日、外へ鳥を見に出かけるにしても、もう手袋が欲しくなること必至。重ね着をして帽子をかぶって、それでも楽しみに鳥に会いに行くことにしましょう。さあ、愛らしいウソに会えるかな?

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平野恵理子

イラストレーター、エッセイスト
1961年静岡県生まれ。著書に『五十八歳、山の家で猫と暮らす』『歳時記おしながき』『こんな、季節の味ばなし』ほか多数。好きな季節は、季節の変わり目。現在は八ヶ岳南麓在住。

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