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そうめん

旬のもの 2020.07.17

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こんにちは、こんばんは。
くりたまきです。

いきなりですけど、あなたはそうめん、お好きですか?

わたしは大好きで、年中食べています。すぐつくれる手軽さ、保存性の高さ、なによりおいしさ!
そうめんというと、手軽さや清涼感を求めていて、味は二の次という人もいるかもしれません。「えー、そうめん?」友だちにそんな風に言われると、わたしは俄然、張り切ってしまいます。

「もったいない、人生を損してる! わたしがおいしいそうめんを食べさせてあげる!」

おせっかいな親戚以上に厄介極まりない人間になってしまうのです。

かくいうわたしも、そうめんが好きになったのは社会人になってから。奈良県の三輪そうめんに出会ってからです。最も素麺づくりの歴史が長いとされる、三輪。この地で出会ったそうめんは、これまでとまったく違っていました。

まず、細い。もともと細いそうめんが、さらに細い。その上、強いコシ。すこし時間が経っても、茹でのびしません。
さらに古物(ひねもの)と呼ばれる、つくられてから2回梅雨を越えるまで熟成されたそうめんは、いっそうコシが強くて美味。

そうめんって、意外と奥が深い……!

手延べの古物をたまにお取り寄せしているのですが、毎回その美しさに見惚れてしまいます。白く繊細な麺の一本一本が、天からすっと細く伸びた光のごとき神々しさです。

こんなふうに友だちに話すと苦笑いされるのですが、実際にそうめんを食べるとわたしの熱意を理解してくれます。

「こんなのはじめて食べた!」

もうただ、おいしいそうめんを茹でるだけで、よろこんでもらえるのです。質のいいそうめんは「最速でつくれる最高においしいもの」と言っても大げさではない、ごちそうではないでしょうか。ちょっと上等なそうめんでも、そこまで高価ではないので手が出しやすくもあります。

ポイントはしっかり冷やすこと。わたしはいつも2Lペットボトルにお水を入れて冷蔵庫で冷やしておいて、流水でしめたあとのそうめんにかけています。それから盛り付けるときに氷をケチらず使うことも大事。しっかり冷やすとコシがより際立ちます。

三輪に限らず、日本各地にそうめんの産地があります。わたしは最近、長崎県へ引っ越してきました。長崎県の南島原市は全国で2番目の生産量を誇る島原そうめんの産地です。

先日ご近所のバーベキューに参加させてもらったのですが、シメにそうめんを出してもらいました。バーベキューにそうめん! お肉などを食べたあとにすすると、さわやかで口がさっぱり。すごくおいしかったです。さすが有名なそうめんの産地です。

この夏も、おいしいそうめんをシンプルに、そしてアレンジも楽しみながら、たくさん食べたいと思います。

お好きな食べ方があったら、ぜひTwitterやInstagramなどでシェアして教えてください。

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栗田真希

ライター
横浜出身。現在は東京、丸ノ内線の終着駅である方南町でのほほんと暮らす。桜をはじめとした花々や山菜が芽吹く春が好き。カメラを持ってお出かけするのが趣味。OL、コピーライターを経て現在はおもにライターとして活動中。2015年準朝日広告賞受賞、フォトマスター検定準一級の資格を持つ。

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