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甘酒のすすめ

旬のもの 2022.01.14

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初詣に行くとついつい手が伸びてしまう甘酒ですが、実は夏の季語ということをご存知でしたでしょうか。

甘酒には、ブドウ糖、必須アミノ酸、パントテン酸、ビタミンB1、B2、B6、ビオチミンや腸内乳酸菌のエサとなるオリゴ糖、食物繊維などが含まれています。「のむ点滴」と言われるほど栄養豊富で、熱中症対策の水分補給にも最適な飲み物です。江戸時代には「甘酒売り」なんていう露天商もいたようで、冬は温めて、夏は冷やしてと、昔は一年中飲まれていたそうなのです。

昨今の健康ブームからか、今では様々なタイプの甘酒を一年中見かけるようになりましたが、実は甘酒は、簡単に作れます。
麹が作り出す自然な甘みで、アルコールもほとんど入っておらず、酵素たっぷりの最強の飲み物が簡単に作れると聞いて、驚く方も少なくないのではないでしょうか。 材料はたったこれだけです。

1. お茶碗半分ぐらいのご飯

2. 水少々

3. 100gの麹

たったこれだけでも一人なら十分な量が作れます。麹は良いもので100g100円-200円程度なので、めちゃくちゃコスパがいいです。 また、必要な道具は炊飯器のみですが、ホコリよけのふきんがあるとさらに安心です。

安く簡単に作れる甘酒ですが、難点が一つだけあります。それは時間です。出来上がるまでに大体10時間ぐらいかかります。その間炊飯器が使えません。休みの日に作ればまあ問題ないでしょうけどね。

それでは作り方です 。基本はおじやをつくって麹と混ぜて、保温しながら放置です。 簡単です。

1. お茶碗半分ぐらいのご飯に水を加え加熱し、どろどろのおじやをつくります。

2. 100gの麹をほぐして入れます。この時手で麹をつぶさないよう、両手をすりあわすようにほぐしながら入れます。

3. できたおじやを60℃ぐらいに冷まします。温度計があれば便利ですが、無ければ、手の甲で触ってみて5秒ぐらい我慢できる熱さが大体60度です。急いでいるときは少しお水を足しても構いません。

4. 「保温」にした炊飯器に先程のおじやをよくかき混ぜていれます。

5.  炊飯器にホコリよけのふきんをかぶせて放置します。たまにかき混ぜて温度を均一にしてください。後は10時間発酵させれば出来上がりです。

炊飯器により温度が変わるので、ときより温度をチェックしましょう。

水と麹、米の分量は大体でも作れます。この分量じゃないと作れないということはないですが、水分が多いと薄く、甘みが少なくて、傷みやすいです。固めに作って薄めるほうが良いですよ。

出来上がった甘酒は冷蔵庫で約1週間は保存できます。それ以上は小分けして冷凍庫へ入れておけばさらに長期間保存できます。おすすめは製氷皿に入れて冷凍庫保存。小分けになっているのでそのまま解凍すれば使えます。量を多く作ったときはチャック付きの保存袋に入れて凍らせるのも楽です。薄くしておけば使う量だけ割って使えます。

炊飯器の他にも、冷蔵庫やヨーグルトメーカーで作る作り方などもありますので、ネットで調べてみてください。

冷えが気になる人はちょこっと生姜をいれても良いですし、甘みがもう少し欲しいなら、黒砂糖をいれても良いでしょう。夏場は冷たくして飲むととってもおいしいです。二日酔いにもおススメです。

米は粳米(こうべい)といって、エネルギーを補い、胃腸の働きをよくしてくれる生薬です。また心を落ち着かせる力もあるとされています。甘酒に使う米麹は米のみでつくられますが、生薬で使われる麹は神麹(しんきく)といって小麦をベースに小豆や杏仁など他の生薬を混ぜて作られるものです。神麹には、消食行気(しょうしょくこうき)・健脾止瀉(けんぴししゃ)といって、消化を良くして、下痢を止める胃腸薬として使われています。加味平胃散などに配合されています。

寒い冬の時期は温かい飲み物が欲しくなりますね。せっかくなら美味しくて、健康にもつながる甘酒をおすすめします。

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櫻井大典

国際中医専門員・漢方専門家
北海道出身。好きな季節は、雪がふる冬。真っ白な世界、匂いも音も感じない世界が好きです。冬は雪があったほうが好きです。SNSにて日々発信される優しくわかりやすい養生情報は、これまでの漢方のイメージを払拭し、老若男女を問わず人気に。著書『まいにち漢方 体と心をいたわる365のコツ』 (ナツメ社)、『つぶやき養生』(幻冬舎)など。

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