寒露
かんろ
二十四節気 10月8日〜10月23日頃
寒露(かんろ)とは、夜が長くなり、露がつめたく感じられるころ。朝晩の冷え込みはきつくなりますが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。夜空を見上げると、より美しくきれいに輝く月が見られます。
七十二候
初候 10月8日〜10月12日頃
鴻雁来
こうがんきたる
ツバメと入れ違いに雁が北から渡ってくる頃。雁は日本で冬を過ごし、暖かい春になるとシベリアの方へ帰っていきます。毎年、初めに訪れる雁を「初雁(はつかり)」と呼びます。
(写真提供:rapid328さん)
次候 10月13日〜10月17日頃
菊花開
きくのはなひらく
菊の花がさく頃。各地で、菊の展示や菊まつり、品評会が行われます。菊には不老長寿の薬効があるとされ、旧暦9月9日の重陽の節句には、菊の花を酒に浮かべた菊花酒を飲む風習がありました。
末候 10月18日〜10月22日頃
蟋蟀在戸
きりぎりすとにあり
蟋蟀が戸口でなく頃。この候の蟋蟀は、夏から冬にかけて見られ、鈴のような音色を響かせるツヅレサセコオロギだと言われています。ギーッチョンと機織りのように鳴く蟋蟀ではありません。
旬のもの
果物
栗くり
国産の栗は、中国やヨーロッパの栗よりも大型で風味が良いとされています。そのため、食べ方はシンプルにゆで栗や栗ごはんがおすすめです。ずっしりと重みがあり、光沢のあるものを選びましょう。
国産の栗は、中国やヨーロッパの栗よりも大型で風味が良いとされています。そのため、食べ方はシンプルにゆで栗や栗ごはんがおすすめです。ずっしりと重みがあり、光沢のあるものを選びましょう。
さかな
はたはた
秋田の郷土料理にはなくてはならない存在であるはたはた。ぶりこと呼ばれる卵には、旨味が濃縮されているためねっとりと濃厚です。このぶりこによって商品価値が決まります。
秋田の郷土料理にはなくてはならない存在であるはたはた。ぶりこと呼ばれる卵には、旨味が濃縮されているためねっとりと濃厚です。このぶりこによって商品価値が決まります。
野菜
青梗菜ちんげんさい
ミネラル豊富な緑黄色野菜である青梗菜。和名では「たいさい(体菜)」と呼ばれています。原産地の中国では3000年も前から食べられていました。そのため、多くの中華料理に使われています。
ミネラル豊富な緑黄色野菜である青梗菜。和名では「たいさい(体菜)」と呼ばれています。原産地の中国では3000年も前から食べられていました。そのため、多くの中華料理に使われています。
果物
柘榴ざくろ
6~7月に花を咲かせる柘榴は10月が食べごろです。国産の柘榴は酸味が強いので、トッピングやジュース、シャーベットなどに。甘味が強い輸入物の柘榴もおすすめです。
6~7月に花を咲かせる柘榴は10月が食べごろです。国産の柘榴は酸味が強いので、トッピングやジュース、シャーベットなどに。甘味が強い輸入物の柘榴もおすすめです。
行事
体育の日
国民の祝日である体育の日は「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としています。1964年の東京オリンピック開会式が行われた日として、10月10日が体育の日でしたが、2000年より10月第2月曜日となっています。
国民の祝日である体育の日は「スポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨としています。1964年の東京オリンピック開会式が行われた日として、10月10日が体育の日でしたが、2000年より10月第2月曜日となっています。