秋分
しゅうぶん
二十四節気 9月23日〜10月7日頃
秋分(しゅうぶん)とは、春分と同じように、太陽が真東から昇り真西に沈む、昼と夜の長さが同じになる日のこと。秋分の日を中心とした一週間が秋のお彼岸です。これからしだいに秋が深まっていきます。
七十二候
初候 9月22日〜9月27日頃
雷乃収声
かみなりすなわちこえをおさむ
夏の間に鳴り響いた雷が収まる頃。空にはもこもことした鱗雲があらわれます。「暑さ寒さも彼岸まで」の言葉の通り、残暑も落ち着き、秋の気候へと変わっていきます。
次候 9月28日〜10月2日頃
蟄虫坏戸
むしかくれてとをふさぐ
外で活動していた虫たちが冬ごもりの支度をはじめる頃。虫たちは秋冬が終わるのを、約半年間も土の中で静かに待ちます。そして、啓蟄の頃に再び姿を現します。
末候 10月3日〜10月7日頃
水始涸
みずはじめてかるる
田の水を落として、稲穂の刈り入れを始める頃。収穫の秋まっただなかで、大忙しですが、黄金に色づいた稲穂が輝き、風がなびく風景はとても美しいです。
旬のもの
野菜
松茸まつたけ
香りや味わいがよく、高価であることから「茸の王様」のような存在である松茸。松茸ごはんにするときは、加熱しすぎると香りが飛んでしまうため、炊き上がる直前に入れます。
香りや味わいがよく、高価であることから「茸の王様」のような存在である松茸。松茸ごはんにするときは、加熱しすぎると香りが飛んでしまうため、炊き上がる直前に入れます。
果物
花梨かりん
花梨はさまざまな効果があるとされ、乾燥させたものを煎じて飲めば咳止めや利尿効果があります。そのため、かりん味ののど飴なども多く発売されています。
花梨はさまざまな効果があるとされ、乾燥させたものを煎じて飲めば咳止めや利尿効果があります。そのため、かりん味ののど飴なども多く発売されています。
さかな
鯖さば
新鮮な鯖は身が硬く、青光りしています。とくに、脂ののった鯖は血液をサラサラにしてくれます。塩焼き、みそ煮、しめ鯖、刺身など味わい方は豊富です。
新鮮な鯖は身が硬く、青光りしています。とくに、脂ののった鯖は血液をサラサラにしてくれます。塩焼き、みそ煮、しめ鯖、刺身など味わい方は豊富です。
花
金木犀きんもくせい
甘い香りを漂わせる金木犀。金色の花を咲かすことから「キンモクセイ」と言う名前がつきましたが、白色の花をさかす「ギンモクセイ」とよばれる類似の花もあります。
甘い香りを漂わせる金木犀。金色の花を咲かすことから「キンモクセイ」と言う名前がつきましたが、白色の花をさかす「ギンモクセイ」とよばれる類似の花もあります。
行事
おはぎ
秋分の日にはおはぎがお供えされます。春分の日にはぼた餅がお供えされますがこの二つは同じものです。春は牡丹が咲くので「牡丹餅」、秋には萩が咲くため「御萩」と呼ばれています。
秋分の日にはおはぎがお供えされます。春分の日にはぼた餅がお供えされますがこの二つは同じものです。春は牡丹が咲くので「牡丹餅」、秋には萩が咲くため「御萩」と呼ばれています。