大暑
たいしょ
二十四節気 7月23日〜8月7日頃
大暑(たいしょ)とは、一年でもっとも暑さが厳しく感じられる頃。体力を保つために鰻を食べる「土用の丑」や、各地でのお祭り、花火大会もこの期間にたくさん行われ、夏の風物詩が目白押しです。
七十二候
初候 7月22日〜7月26日頃
桐始結花
きりはじめてはなをむすぶ
盛夏を迎える頃には、卵形の実を結びます。桐は、伝統的に神聖な木とされ、豊臣秀吉などの天下人が好んだ花であり、現在も日本国政府の紋章として使用されています。
次候 7月27日〜8月1日頃
土潤溽暑
つちうるおうてむしあつし
熱気がまとわりつく蒸し暑い頃。私たちは、この暑さを打ち水などでしのぐことしかできませんが、木や草花は緑をますます濃くして夏を歓楽しているようです。
末候 8月2日〜8月6日頃
大雨時行
たいうときどきにふる
夕立や台風などの夏の雨が激しく降る頃。きれいな青空に湧き上がる入道雲は、夕立を教えてくれます。雲の頭が坊主頭に見えることから、入道雲と呼ばれています。
旬のもの
花
白粉花おしろいばな
黒い種の中にある白い粉を、少女たちがおしろい代わりにして遊んでいたことから、この名前がつきました。花は夕方に開き始め、翌朝にしぼんでしまうことから、夕化粧とも呼ばれています。
黒い種の中にある白い粉を、少女たちがおしろい代わりにして遊んでいたことから、この名前がつきました。花は夕方に開き始め、翌朝にしぼんでしまうことから、夕化粧とも呼ばれています。
野菜
ゴーヤー
沖縄県の特産物であるゴーヤー。独特の苦味のあるゴーヤーですが、水にさらしたり塩もみすることで苦味は軽減されます。
沖縄県の特産物であるゴーヤー。独特の苦味のあるゴーヤーですが、水にさらしたり塩もみすることで苦味は軽減されます。
虫
カブトムシ
カブトムシはいつの時代も、夏の昆虫の王様です。にょきっと頭に生えた立派な角で、相手の虫をひっくり返してしまう様子は迫力があります。
カブトムシはいつの時代も、夏の昆虫の王様です。にょきっと頭に生えた立派な角で、相手の虫をひっくり返してしまう様子は迫力があります。
さかな
金魚きんぎょ
夏祭りの定番であり、子どもから大人まで人気のある「金魚すくい」。金魚とは、中国語で金余と書き、お金が余ることから金運上昇の意味があり、縁起物とされています。
夏祭りの定番であり、子どもから大人まで人気のある「金魚すくい」。金魚とは、中国語で金余と書き、お金が余ることから金運上昇の意味があり、縁起物とされています。
行事
ねぷた祭 / ねぶた祭
祭りの始まりは、夏の盛りにおそってくる眠気をあっちに行け!と、睡魔を船や灯籠に乗せて川に流したことと言われています。現在は、たくましい武者の絵が描かれた灯籠が町を練ります。
祭りの始まりは、夏の盛りにおそってくる眠気をあっちに行け!と、睡魔を船や灯籠に乗せて川に流したことと言われています。現在は、たくましい武者の絵が描かれた灯籠が町を練ります。