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枝豆とビール

旬のもの 2026.08.04

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今日のお話は「枝豆とビール」です。

夏になると、枝豆を茹でて、ビールを冷やす方々も多いのではないでしょうか。

私はいつも、朝、冷蔵庫の中にビールを入れます。夕暮れを少し楽しみにしながら一日を過ごすのもいいものです。ビールは少し先の未来を仕込んでいる飲み物かもしれません。
夕暮れには、枝豆を茹で、香りが広がる枝豆の香りと、ザルにあがった鮮やかな緑に夏を感じます。

他のおかずも並べて、まずは晩酌。
冷えたビールを一口。肩の力がスッと抜ける。今日の自分もお疲れ様。
塩茹での枝豆をつまんで、味わう。
暑さに負けそうになりながらも、乗り切った一日の終わりに、自分を労うひと時なのかもしれません。

なぜ、枝豆とビールなのでしょうか。
研究によると、枝豆に含まれる成分がアルコールの分解を助ける働きがあることがわかっています。
また、AIによる味覚分析でも、枝豆とビールは相性の良い組み合わせとして評価されたそうです。
枝豆とビールは、夏の風物詩であるだけではなく、理にかなった組み合わせでもあるようです。昔から親しまれてきた理由が、そこにあるのかもしれません。

私が物心がついたときには、夏の食卓に枝豆とビールが並んでいました。
子供の私は麦茶。大皿に乗せられた枝豆を皆で食べながら、「枝豆とビールと一緒が最高やなぁ」と言っている大人を、横目で見ながら、「あんな苦い飲み物が本当に美味しいのかな?」と不思議に思いながら枝豆を頬ばっていました。
子供の私には、枝豆とビールは、大人だけが知っている夏の楽しみのように見えていました。

枝豆は少し手を汚しながら食べるくらいが、ちょうどいい食べ物です。塩がついた指を気にしていたら、醍醐味が半分くらい減ってしまいます。

外では少し遠慮することでも、家なら気兼ねはいりません。
少し豪快に食べても、誰にも怒られません。手を洗えば、それでいいのです。
そんな気楽さがあるからこそ、ガーリックシュリンプのような香りのいい料理も、夏の食卓によく合います。殻をむきながら食べる時間も含めて、夏の食卓は少しだけ常夏の国へ旅をしたような気分になります。

枝豆とビールが並ぶ食卓には、それぞれの夏の夕暮れがあるのかもしれません。
ご紹介する「枝豆ガーリックシュリンプ」も、冷えたビールと一緒に、夏の夕暮れを楽しむ一皿としてお楽しみください。

枝豆ガーリックシュリンプ

写真提供:川口屋薫

材料(作りやすい量)
•枝豆 1袋(約180g)
•海老 5尾〜10尾
•ニンニク 2片
•玉ねぎ 1/4個
•塩胡椒  適量
•小麦粉 適量
•白ワインまたは酒 大さじ1
•オリーブオイル 大さじ3
•バター 20g
•レモン お好みで

作り方
①枝豆は塩茹でします。
②海老は軽く水洗いし、キッチンバサミで背中側に切り込みを入れて、背ワタを取り除きます。尻尾の先を少し切り落とし、水分を拭き取ります。
③ボウルに海老、塩胡椒、白ワインをいれて揉み込み、10分ほど置きます。
④海老に軽く小麦粉をまぶします。
⑤フライパンにオリーブオイルを入れて熱し、海老を入れます。中火より少し弱めの火加減で、両面を香ばしく焼きます。
⑥海老を一度取り出し、同じフライパンに、みじん切りにしたニンニクと玉ねぎを入れて、弱火で香りが出るまで炒めます。
⑦枝豆、海老、バターを加えて、絡めながら炒め、塩胡椒で味を整えます。

☆ポイント
残ったソースはご飯にかけたり、パンにつけたりしてお召し上がりください。

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川口屋薫

料理人
Le btagev(ルブタジベ)代表。大阪出身。料理人。珍しいやさいの定期便をしています。風薫る季節5月が過ごしやすくて一番好きです。イタリア在住中、ヨーロッパ野菜に恋し、日本の野菜が恋しくなったのをきっかけに野菜に関わる仕事をしています。 趣味 囲碁

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